【サカモトデイズ】赤尾リオンは死亡確定？生きてると言われる理由を解説

『サカモトデイズ』の物語の中でも、強烈な存在感を放つキャラクター「赤尾リオン」。
坂本太郎や南雲と同じJCC時代の同期であり、圧倒的な実力と自由奔放な性格で多くのファンに人気のキャラです。

しかし、そんな赤尾リオンは作中で「すでに死亡している」人物でもあります。
とはいえ、彼女の死にはいくつもの謎や伏線があり、「本当に死んだのか？」「今もどこかで生きているのでは？」という声も絶えません。

この記事では、赤尾リオンのプロフィールから始まり、彼女が死亡した経緯や、生存説が浮上する理由、さらには今後の展開にどう関わるのかまで、徹底的に解説していきます。

赤尾のJCC時代から有月との逃避行まで全てを網羅して解説しています。

サカモトデイズファンなら見逃せない、赤尾リオンの真相に迫る内容です。

【サカモトデイズ】赤尾リオンは死亡した？その理由や経緯を解説

赤尾リオンの基本プロフィール

赤尾リオンは、JCC（殺し屋育成機関）に通っていた元学生ですが、本編開始時にはすでに故人となっている人物です。

坂本太郎や南雲と同じく“問題児トリオ”として知られており、数々の騒動を巻き起こしてきました。

生年月日は1993年10月21日で、身長は180cm、血液型はO型。

両利きで、戦闘時にはナイフや銃の扱いにも長けていました。

趣味は人の髪をいじることと買い物で、好きなものはタバコと休憩。反対に、労働やセンスのない人は苦手。

青い長髪と金色の瞳が特徴で、姪の赤尾晶とよく似た外見をしています。

強気な性格と男勝りな口調が目立ちますが、時折見せるおちゃめな一面や、赤尾晶への深い愛情も読者の印象に残るポイントです。

赤尾リオンが登場するのは何巻何話？

赤尾リオンが初めて登場したのは、単行本8巻に収録されている第64話です。

このシーンはJCC編入試験で坂本太郎が赤尾晶に出会い、「赤尾」という名字を聞いたことで、過去のリオンの姿が回想として描かれました。

ただし、名前だけが初めて登場したのは、7巻の第55話です。この回では赤尾リオン本人は姿を見せていませんが、その存在が物語に影響を与え始める重要な伏線となっています。

本格的な活躍は13巻から14巻にかけて描かれる“過去編”で展開され、JCC時代の任務や有月との因縁が深く掘り下げられています。

赤尾リオンの戦闘能力や人間関係を知るには、これらの巻のチェックが欠かせません。

赤尾リオンはなぜ死亡した？殺したのは誰？

赤尾リオンの死因は、同じくJCC時代の同期であった有月（現在のスラー）によるものです。

有月は麻樹により養護施設アルカマルの仲間を人質として取られていましたが、最後の任務である「腕の立つ殺し屋」を抹殺することで人質を解放するという提案を受けます。

この殺し屋の正体は「赤尾リオン」であり、麻樹が仕組んだ罠でした。

戦闘中に有月が彼女の正体に気づかず、敵と誤認して攻撃してしまったことが直接の赤尾の死因です。

有月が家族を人質に取られ追い詰められていた背景もあり、リオンは彼を助けようとする中で殺連の関係者と戦っていました。

最終的に、麻樹という現殺連会長に騙された形で両者は悲劇的なすれ違いを迎えます。

つまり、赤尾リオンの死は単なる戦闘の結果ではなく、信頼や感情、立場の違いが生んだ不幸な事故ともいえるでしょう。

有月自身も深い後悔を抱えており、それが現在の多重人格という人格形成にも影響を与えています。

赤尾と坂本・南雲の関係性｜JCC時代の戦友

赤尾リオンと坂本太郎、南雲はJCC時代の同期であり、特に親しい間柄でした。

この3人は“問題児”として知られており、規則を破っては教師や他の生徒を困らせる存在だったようです。

それでも、互いの実力を認め合い、時には9時間にも及ぶ真剣勝負を繰り広げるなど、ライバルであり戦友という関係性が根底にありました。彼らの関係はただの仲間以上で、心から信頼し合う絆が描かれています。

また、任務やトラブルを通して深まった絆は、赤尾リオンの死後も二人の行動に強く影響を残しています。

坂本と南雲がORDERとなったのも、赤尾リオンを失った経験が大きく関係していると言えるでしょう。

赤尾リオンの強さや能力は？

赤尾リオンは、殺し屋として極めて高い実力を持った人物です。

中でも特筆すべきは「殺道（さつどう）」という感覚を持っており、相手をどのように倒せるかが視覚的に見えるという特性があります。

この能力により、無駄な動きが少なく、素早く相手の急所に到達することが可能です。

遠距離での射撃能力も高く、300m先の敵の位置を瞬時に把握するなど、視覚情報の処理に優れた戦闘スタイルが魅力です。

一方で、戦闘のたびに肉体と精神に強い負担がかかる可能性もあり、常人が真似できるものではありません。

また、無理をしすぎる傾向もあり、その性格が結果的に死につながったとも解釈できます。

【サカモトデイズ】赤尾リオンは死亡したのに「生きてる」と言われる理由は？

坂本に懸賞金10億をかけた張本人！懸賞金をかけた理由は？

坂本太郎に10億円の懸賞金をかけたのは、赤尾リオンの個人IDであることが判明しています。

この点が、彼女の生存説が浮上するきっかけにもなりました。

なぜ坂本に高額な懸賞金をかけたのかというと、有月＝スラーにとっての“計画”を止めるため、坂本に有月を殺させるためでした。

有月の死はイコールその中の人格である赤尾自身の死を意味しますが、それでも赤尾の有月の目的を阻止して有月自身を救いたいという一心で、坂本を信じて懸賞金をかけたのだと思います。

懸賞金の金額には、赤尾リオンが過去に使ったセリフや、進級任務の内容が反映されており、坂本や南雲へのメッセージとしての役割もありました。

赤尾リオンは生きてる？有月の中の赤尾の人格について

赤尾リオン自身の体は死亡していますが、有月の中に「赤尾リオンの人格」が存在してます。

このことから、事実上赤尾は生きていると解釈することもでき、実際に坂本や南雲、姪の晶とも赤尾自身が話しています。

つまり“精神的には生きている”と言える状態です。

有月は極度の緊張状態やストレスによる負荷を感じると、別の人格を宿す性質を持っており、赤尾の死をきっかけに赤尾自身が有月の中に宿るようになりました。

ただし、これは本物の赤尾リオンではなく、有月の精神状態が生んだ幻とも考えられます。

そのため、肉体的に生き返ったわけではなく、記憶や精神の中で生き続けている存在と捉える方が自然でしょう。

坂本と南雲が赤尾リオンと別れた任務中の出来事とは？

坂本や南雲が赤尾リオンと別れるきっかけとなったのは、JCC時代に課された特別任務中の出来事でした。

この任務は、殺連会長の家族を護衛するという重大な内容で、坂本・南雲・赤尾・有月の4人と、現役ORDERのキンダカがチームを組んで遂行していました。

ただし、任務の背後ではすでに有月に仕掛けられた陰謀が動き始めていたのです。

このとき、有月は兄である麻樹の命令により、裏で会長の命を狙うために送り込まれていました。

そして、有月が毒を盛られたキンダカに必要な解毒剤を“わざと”落とそうとした瞬間、それを赤尾が目撃してしまいます。

そこで赤尾は、有月の裏切りに気づき、彼を問い詰めた後、1人で追跡を開始。

この出来事をきっかけに、坂本と南雲は赤尾の消息を追うため、そして真実を確かめるためにORDERへと進む決意を固めます。表向きは任務の失敗ですが、その実態は仲間との別れと真相解明の始まりでした。

今でも、赤尾との別れの場面は坂本と南雲にとって大きな転機となっており、物語の根幹に深く関わる重要な出来事として描かれています。

過去編で明かされた赤尾と有月の関係性について

単行本20巻で明かされた過去編では、赤尾リオンと有月が一時期共に逃亡生活を送っていたことが描かれています。

リオンは、有月の「家族を守りたい」という純粋な動機に心を打たれ、彼に協力する決意を固めていました。

このとき、2人は一時的ながら強い信頼関係を築いていたものの、それが長く続くことはありませんでした。

麻樹の策略によって運命を狂わされ、最終的には互いを敵として戦うという悲しい結末を迎えます。

今後の展開を考察

今後の物語では、赤尾リオンの存在が“精神的な鍵”として登場する可能性が高いと予想されます。

特に、スラーの中に残る人格や記憶がどのように影響を及ぼすかが注目ポイントです。

また、赤尾晶の成長にもリオンの遺志が影響していると見られ、晶がどうリオンの意志を受け継いでいくのかにも注目が集まります。さらに、リオンの死の真相に隠された裏側が今後の展開で明かされる可能性もあります。

スラーと坂本の対立が激化する中で、「リオンの人格」が何らかの形で介入する展開が描かれれば、読者にとって大きな驚きと感動をもたらすことになるでしょう。

まとめ：赤尾リオンはすでに死んでいるが、有月の人格として存在している

　赤尾リオンは、すでに肉体的には死亡しているとされながらも、その存在感は現在の物語にも大きな影響を与え続けています。

有月との悲劇的な関係や、スラーの中に残る人格、さらには坂本や南雲、赤尾晶の行動に及ぼす影響からも、彼女がただの過去の登場人物ではないことが分かります。

また、読者の間で生存説が囁かれるのも、彼女の存在がそれほどまでに大きく、魅力的だからこそでしょう。

今後の展開次第では、精神的な形で再び物語の中心に現れる可能性も十分に考えられます。

今後も赤尾リオンの動向や、彼女の意志を受け継ぐキャラクターたちに注目していきましょう。