【探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)】はひどい?白馬の正体はキッド?

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こんにちはコウラです。

毎年コナン映画が公開されるたびに、各VODサービスでは過去作の配信が始まりますが、今回とりあげるのは、【探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)】です。

公開から年月が経った今も、テンポの緩さやご都合主義、キャラ総出演の功罪などをめぐって賛否が分かれる一本です。

本作品では白馬探=怪盗キッドだったことが物語の終盤で明かされますが、その点がイマイチ分かりづらいと感じた方も多いようです。

本記事では、まず“ひどいと言われがちな理由”を視聴者目線で整理しながら解説します。

続いて、白馬=キッド説について解説。

筆者が感じたことを交えながら紹介していきます。

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目次

コナン映画の中でも特に「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」が酷評される点を整理していきます。

その点についての筆者の評価も加えて、本当に「探偵たちの鎮魂歌」は駄作だったのかを検証していきたいと思います。

物語の流れがわかりづらい

これはミステリー全般に言えることですが、物語が順を追って進んでいくのではなく、結果から導かれた過程を逆算しながら楽しむ構成となっているため、再度見直してようやく理解できる作品が多いです。

もちろんコナン映画も例外ではなく、多くの謎を記憶しておいて、その謎が解明されたときに自分で辻褄合わせをしなければならないところが、ストーリーを複雑なものにしている反面、それが作品の醍醐味でもあります。

今回の「探偵たちの鎮魂歌」では、犯人が探偵たちに事件を解決してほしいと言っておきながら、探偵たち自身に事件そのものに辿り着かせるというわけのわからない行動をとっているため、その違和感が終始拭えず、一度見ただけでは到底理解できないものとなっていたように思えます。

解決してほしいなら一から十まで説明しろよと。

この一般的なストーリー展開ではないというところがポイントで、普通はこうするよね、ってことを犯人がしないため、その違和感を抱えたまま物語を追わないといけません。

ゆえに、コナン映画の中でも群を抜いてストーリーがわかりづらい作品という評価があるようです。

しかし、2回見返してみると、事件そのものはそこまで煩雑なものではないため、それぞれのキャラの行動の動機が理解できると思います。

事件そのものが終盤にならないとわからないという点が、他の作品と異なっており、視聴者を少々混乱させたのかもしれません。

遊園地の茶番劇は必要だったか?

ここでいう「遊園地の茶番劇」とは、少年探偵団警察が出くわしたひったくり犯との攻防戦のことです。

茶番劇と言っては制作陣に失礼かもしれませんが、本筋の事件に一切関係ない点については、やはりそういった評価を受けても致し方ない部分があるかと思います。

というのも、他のコナン映画では、一見事件に関係ないような些細な出来事だったとしても、終盤にちゃんと本筋の事件と繋がり、最終的には意味のある出来事へと変化していくのが常だからです。

それもあって、コナン映画ファンとしては、「この関係なさそうなことに、どんな意味があるのだろう」と最後の伏線回収に期待を高めるのです。

しかし今回のひったくり事件に関しては、蓋を開けてみれば事件とは一切関係なく、単に「ID爆発の危機」というハラハラ感を演出したかっただけだと分かりました。

多少のご都合主義は仕方ないと言えますが、あまりに制作側の意図が露骨に出ている演出だったために、期待はずれ感が一層強まった感じを受けました。

ただし、ひったくり事件単体で見ると、園子が何も知らずに犯人逮捕に貢献したことや、佐藤刑事のバックドロップ(多分犯人〇んだ)など、素直に面白いものではありました。

説明不足な点が多い

コナン映画では時々、謎の伏線が回収されないままに終わってしまうことがあります。

ただし、考察すれば分かるものだったり、クレジット後のエンディングで回収されたりしていましたが、「そこは説明しないとダメでしょ!」ってところが一切無視されているのがかなり気になりました。

あの秘書は何者なの?

今回の一連の事件の首謀者である「伊東末彦」の秘書を務めていた男がいましたよね。

この秘書の立ち位置がイマイチよくわかりませんでした。

どういった経緯で伊東の犯罪に協力しているのかという点については、犯罪という異常行動に付き合ってるわけですから、少しくらいは説明があってもよさそうですが、最後はコナンの麻酔銃を食らってフェイドアウト。

例えば、画面の犯人らしき人物はフェイクで、秘書らしき人物そのものが真犯人だった、、、とかならまだ少しは面白くなりそうなのに、最終的に説明されずじまい。

全体的に無駄な部分が多すぎる。もう少し余白を削って本筋の設定を練り込んでほしかったという印象です。

清水麗子はなぜ生きていたのか

清水麗子とは、伊東と同じサークルに所属するマドンナ的存在の人物で、伊東は彼女を愛していました。

だからこそ、「罪という秘密の共有」をもって互いの愛をより深いものにするというひねくれた思想のもとに、一緒に銀行強盗を決行します。

しかし、この清水麗子は、もう一人の銀行強盗仲間である西尾の殺人事件の重要参考人であったため取り調べを受けていましたが、事情聴取後に岸壁から身を投じています。

このシーンについて、本人の口から何か一言、生きている理由が明かされるべきだったと思います。

でなければ、なぜ清水は生きているのかという疑問を抱えたままストーリーを追うこととなり、ただでさえわかりづらい構成なのにさらに余計な疑問を一つ追加することになるのです。

本人からでなくても、平次とコナンのやり取りで、なぜ清水が生きているのかを推察するような会話を一つ挟めばそれで良かったのに、あまりにも杜撰さが目立つ作品な気がしてなりません。

犯人が幼稚すぎて魅力がない

私がこの作品にあまり魅力を感じなかったのは、犯人が事件を起こした動機があまりにも幼稚すぎるからです。

そもそも、銀行強盗から動機が不明確すぎる。

金目当てなのは当然として、ではなぜ金が必要だったのか、なぜサークルのメンバーで犯行を実行したのかなど、事件の動機や背景があまりにも不明瞭。

終盤で伊東は「罪という秘密の共有」を謳っているが、それならなぜ銀行強盗なのか、西尾を殺害する意味はなんだったのか。それだけをもってして銀行強盗を犯し、人一人の命を奪うというのは稚拙以外の何ものでもないではないか。

犯罪という常軌を逸した行動をするからには、その人物にはただならぬ人生の背景があるはずなのにそこが一切描かれていない。

これを考えると、ますますあの遊園地の茶番劇は蛇足だったように思えてなりません。

イメージ画像

白馬探は怪盗キッドが主人公のスピンオフ作品『まじっく快斗』に登場する警視総監の息子です。

コナンの原作にも登場しますが、劇場版の登場はこれが初となります。(といっても、実際には怪盗キッドだったので本人自身は登場してないけど、、、)

物語の中盤で登場し、コナンと平次の謎解きに参加します。

最終的にはある一つの証拠によって白馬=怪盗キッドであることを裏付けることとなりました。

園子のIDについていたペンキ

その、ある一つの証拠とは園子が無くしたといっていたIDが戻ってきた際に付着していた黄色いペンキです。

犯人グループにコナンたちが襲われている途中で、犯人たちを足止めする目的でコナンがペンキをぶちまけます。

その時に白馬が身に着けていたIDにもペンキが飛び散ったため、最後に園子のバッグに戻されていたIDが、白馬が身に着けていたものだと判明しました。

そして、コナンの「捜査中からオレ達と一緒にいたからさ」の発言によって、白馬探は怪盗キッドだったことが判明しました。

キッドも無理やり登場させたよね?

この作品にキッドを登場させる必要があったのか?という点は少し疑問です。

そもそも、キッドが犯行の様子を目撃したところを犯人自身に目撃されるというヘマを犯すでしょうか。

これまで我々が見てきたキッド像とは少しかけ離れている気がしませんか?

完全無欠のキッドが、素人犯罪集団に命を狙われるようなヘマをしでかすとは到底思えませんよね。

オールスター出演が原作者の青山さんからの要望でもあったらしいので、どこかに無理やりにでもねじ込む必要があったとはいえ、キッドを登場させるのであればもう少しメイン枠で登場させてほしかった感は否めません。

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まとめ:決しておもしろくない映画ではないよ

はい、ここまでいろいろと言ってきましたが、これらをもってしてだからこの作品はつまらない!見る価値なし!というつもりは毛頭ありません。

むしろ作品自体は普通に楽しめ、演出も凝ったものだった思いますし、オールスターを出演させるという無理難題に応えたにも関わらず、ストーリーがそこまで破綻することなくまとめられたというのはすごいと思います。

フォローするわけではないですが、やはり1回目はあまり理解できない部分が多いため、2回目以降にやっと楽しめるんじゃないかと個人的には思ってます。

毎年この時期になるとコナン映画が配信されますので、気になる作品がある方は、この時期に一気見してみてはいかがでしょうか。

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