【呪術廻戦】秤金次は死亡する？パチンコ術式の領域展開を完全解説！

「呪術廻戦」の中でも異色の存在として注目されているキャラクター・秤金次。

ギャンブルをモチーフにした術式や不死身とも言える戦闘スタイル、そして停学処分中のアウトローな立ち位置が話題を呼んでいます。

本記事では、そんな秤金次の魅力と謎を徹底的に解説していきます。

秤が死亡するのか気になっている方、領域展開「坐殺博徒」におけるCR私鉄純愛列車の仕組みを詳しく知りたい方、パチンコ演出との関係性に興味がある方にとって必見の内容です。

呪術廻戦で秤金次は死亡する？鹿紫雲戦や裏梅戦の結末は？

秤金次の基本プロフィール

秤金次（はかり きんじ）は、「呪術廻戦」に登場する呪術高専東京校の3年生で、アウトローな雰囲気を持つキャラクターです。

年齢は19歳で、中学時代に留年したことがあり、現在は3年生として在籍しています。

彼の趣味はギャンブルで、これは後述する術式にも大きく関わっています。

実は物語の初期段階では登場が少なく、名前だけが語られる存在でした。

しかし「死滅回游編」において本格的に登場し、一躍注目を集めるキャラクターとなります。

停学処分を受けていた背景があるため、他の生徒たちと行動を共にしていない時期もありますが、その実力は五条悟にも認められており、特級術師に並ぶ可能性を秘めています。

その風貌と言動から一見チャラい印象を与えるものの、戦いにおいては冷静かつ合理的な判断力を見せる場面も多く、読者からの人気も高まっています。

秤金次は死亡する？ネタバレ解説

先に結論ですが、秤金次は呪術廻戦の完結まで生き残ります。

呪術廻戦において秤金次は何度も命の危険にさらされる場面が描かれてきました。

特に「死滅回游編」では、鹿紫雲や裏梅といった強敵との激闘を繰り広げますが、いずれも生き延びています。

実際、秤は領域展開「坐殺博徒」を活用することで、一時的に不死身とも言える状態になることが可能です。

これにより致命傷を負っても、反転術式によって即座に回復できる能力を発揮しました。

秤の能力や術式は？

秤の能力は、彼の性格を象徴するような「ギャンブル」要素を取り入れたものです。

彼の術式は詳細こそ不明な部分もありますが、領域展開「坐殺博徒」から、確率や運に関する性質を持っていることが読み取れます。

この術式では、パチンコ台を模した演出によって「大当たり」を引くと、ボーナスとして一定時間無制限に呪力が溢れ出す状態になります。

これにより、秤はその間、攻撃力・防御力ともに大幅に強化され、まるで不死身のような能力を発揮します。

ただし、術式自体が運に依存しているため、安定性には欠けるという点がデメリットです。

大当たりを引けなければ本来の力を発揮できないリスクもあるため、戦術的には非常に個性的なスタイルといえます。

停学中に何をしてた？なぜ死滅回遊に参加した？

秤は百鬼夜行の際に保守派の人物とトラブルを起こし、暴力沙汰に発展して停学処分を受けていました。

この期間、彼は高専の規律に従わず、同学年の綺麗麗とともに独自に「賭け試合」の胴元として活動していました。

場所は栃木県の立体駐車場跡地で、術師同士の殴り合いを興行として開催していました。

これは呪術規定に明確に違反しており、秤が問題児として扱われる大きな理由でもあります。

ただし、本人にとっては「熱こそすべて」という考えが根底にあるため、秩序やルールにはあまり興味がないようです。

死滅回游に参加することになったのは、渋谷事変以降に人手不足が深刻化したことが背景にあります。

虎杖と伏黒が彼を説得しに訪れ、尊敬する五条先生が封印されたことや、禪院家当主となった伏黒が呪術規定の改定に協力することを条件に、秤も死滅回遊の平定に協力することとなります。

鹿紫雲戦の結末は？どっちが勝った？

秤金次と鹿紫雲一（かしも はじめ）の戦いは、死滅回游において非常に注目されたバトルの一つです。

両者ともに破壊力と再生力を持ち合わせた戦闘スタイルであり、戦いは長時間におよびました。

戦闘中、秤は片腕を吹き飛ばされるなど深刻なダメージを受けましたが、領域展開によって即座に回復。

その後もボーナスタイムを繰り返し発動し、粘り強く戦い続けたことで、最終的には鹿紫雲の戦意を削ぎ切ることに成功します。

勝敗としては、明確な「撃破」という形ではなかったものの、秤が優勢を保ったまま鹿紫雲を味方に引き入れたという点で「秤の勝利」と見なされる展開です。

裏梅戦の結末は？引き分け？

裏梅との戦いは、呪術廻戦において秤が最も苦戦した戦いの一つといえるでしょう。

裏梅は宿儺の側近として高い実力を持ち、術式によって秤に致命的な一撃を与えました。腹部に穴が開くほどのダメージを受けながらも、秤は不死身状態を活かして即座に回復。領域展開を駆使して攻勢に出ました。

戦いの終盤、裏梅は秤との戦いに意味を見出せなくなったのか、自ら首を凍らせて切断するという形で幕を閉じます。これは単なる戦闘放棄ではなく、自らの敗北を認める行動とも解釈できます。

したがって、「引き分け」と言われることもありますが、描写を見る限りでは秤が勝利を収めた形となっています。

【呪術廻戦】秤金次が使う領域展開「坐殺博徒」を完全解説

領域展開「坐殺博徒」の特徴

坐殺博徒（ざさつばくと）は、秤金次が持つ非常にユニークな領域展開です。

この領域はパチンコ台をモデルにしており、術式が発動すると特定の演出がスタートします。

そして演出成功＝図柄が揃えば「大当たり」となり、強力なボーナス効果が発動します。

その演出はCR私鉄純愛列車というパチンコを元にしており、遊戯的な要素と呪術の融合がこの術式の最大の特徴です。

成功時のリターンが非常に大きい反面、運に左右されるため、発動に賭けが伴う点も注目すべき特徴です。

パチンコの簡単な仕組み｜秤の領域展開が理解できる！

秤の領域展開は先述の通りパチンコをモチーフにしたものです。

実際にパチンコの仕組みを忠実に再現しているため、パチンコが分かる人には激熱の展開と言えるでしょう。

秤の術式をより深く理解したい方のために、パチンコの仕組みがある程度わかる筆者が簡単に解説していきます。

まず、パチンコ台には実際のアニメや映画作品などを元ネタとして作成されているものが多いです。

有名どころで言うと、「エヴァンゲリオン」や「ガンダム」、「リゼロ」などがその典型です。

そして、坐殺博徒はCR私鉄純愛列車という架空の漫画をモチーフとしており、キャラも細かく設定されていました。

大当たりスペックは約1／239。つまり、239回抽選して1回当たるかどうかの確率ということです。パチンコを知らない方にとってはこの数字をどうとらえるでしょうか。

実際は当たりづらくて1／319、甘くて1／99というのが大半の台のスペックとなるので、CR私鉄純愛列車はやや当たりづらい部類の台と言えます。

次に、大当たり後にどうなるかという部分ですが、鹿紫雲戦にて、私鉄純愛列車は「STタイプ」ではなく、「確変ループタイプ」というセリフがあります。

ここで多くの読者がおいていかれることでしょう。安心してください。分かりやすく解説します。

まず、「STタイプ」とは、決められた回転数だけ大当たりの確率が一気に上がるというもの。

例えば、1／239の大当たりを引けば、CR私鉄純愛列車は75％の確率で確率変動（確変）に突入します。

確変に突入しなければ、また1／239の抽選をやり直さなければいけませんが、確変に突入すれば、例えば160回の抽選だけ1／99の確率で大当たりになるというものです。

しかし、CR私鉄純愛列車は「確変ループタイプ」です。

「確変ループタイプ」とは、奇数図柄で当たりを引けば、次の当たりも高確率で当たるというもの。つまり、次の当たりまでの抽選回数が大幅に削減されるというものです。

鹿紫雲戦前に秤はシャルル戦で3図柄（奇数）の大当たりを引いているため、いわば次の当たりが約束された状態で鹿紫雲戦に突入しています。

パチンコでは大当たりを引いて出玉が出てきている状態をラウンドと言いますが、私鉄純愛列車では4分11秒のラウンド時間があり「あちらをタてれば」が流れますが、その間、先述の通り秤は無敵状態となります。

大当たりの効果とは？4分11秒の不死身ボーナス

坐殺博徒において大当たりを引いた際、秤には「4分11秒間無制限に呪力が溢れ続ける」というボーナスが与えられます。

この状態では、あらゆる攻撃を受けても、秤自身が習得していない反転術式が自動で発動されているため、即座に呪力で傷を修復することが可能となり、いわば“不死身”の状態になります。

このボーナス中は攻撃力も上昇しており、敵にとってはまさに「攻めても無駄」と感じさせる圧倒的なプレッシャーを放っています。

さらには、ラウンド中に焼き切れた術式と呪力が回復するため、ラウンドが終わればすぐにまた繰り出せるというチート級の領域展開です。

普通なら1日に1回発動するのがやっととされている領域展開を、数分で何度も繰り出せる呪術師はほとんどいないでしょう。

五条悟が特級に匹敵する呪術師であると言うのもうなずけます。

時短潜伏突発大当たりとは？

最後に、時短潜伏突発大当たりについて解説します。

時短潜伏突発大当たりとは、大当たりの演出もなしに確変状態に入っている状態で大当たりを引くことです。

通常、確変状態となるには、単発の大当たりではなく、確率変動に突入する確変大当たりを引かなければなりません。

しかし、秤がこの前に当てた大当たりは6図柄。つまり偶数当たりのため、確率変動ではなく、時間を短縮して抽選が行えるモードに突入します。

この時の確率はデフォルトの1／239に戻ってしまいます。

しかし、まれに潜伏確変と言って、何の演出もなく確変状態となっていることがあります。

つまりこのとき、偶数図柄を引いたことで確率は戻ったかと思いきや、内部では確変状態となっており、見事大当たりを引くことに成功します。

この時の大当たり図柄は2（偶数）でしたが、時短潜伏の突発大当たりは図柄に関係なく確変に突入するため、今回の4分11秒が終わったとしても、再び大当たりが約束されていた状態でした。まさに豪運の持ち主と言えるでしょう。

ですがその前に戦いは秤の勝利で決着がつきます。

まとめ：秤金次は完結まで死亡しない｜坐殺博徒は理解すればより面白い！

秤金次は、ただのアウトローではなく、その術式や戦闘スタイルからも「運と実力を兼ね備えた稀有な呪術師」であることが分かりました。

領域展開「坐殺博徒」はギャンブル性が高く一見ふざけているようにも見えますが、実際には理不尽なまでの回復能力と連続発動という脅威を秘めています。

彼の行動や思想は時に高専の規範から外れるものの、その根底には「熱こそすべて」「実力が物を言う」という強い信念があり、それが多くの読者の心を引きつけています。

今後の物語においても、秤の行動がキーとなる場面は多いです。

彼が再び「大当たり」を引き、運命をも打ち破るような戦いを見せてくれることに期待しましょう。