キングダムは完結してる？連載ペースや史実から最終回の時期を徹底考察

「キングダムは完結したの？」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

長年にわたる連載により、「物語が長すぎる」との声もある一方で、戦の迫力やキャラクターの成長を楽しみにしている読者も多くいると思います。

では、現在の原作は今どの辺まで進んでいるのでしょうか？また、最終回はいつ頃になるのでしょうか？

本記事では、原作の進行状況をもとにキングダムの完結について考察します。さらに、これまでのあらすじを振り返りながら、最新の戦局や物語の終着点を詳しく解説。

また、読者の感想・レビューを交えながら、作品の見どころを解説しています。

アニメや映画ではどこまで描かれたのかもまとめていますので、今後の展開が気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。

キングダムは完結してる？現在の状況は？

結論から言うと、キングダムの原作コミックはまだ完結はしていません。

それでは、いつ頃完結しそうなのか、現在の状況も解説しながら、連載のスピードや史実から見た完結時期を予想していきます。

※少なからずネタバレを含む内容となっていますのでご注意ください。

キングダムは今どの辺？現在の連載状況

現在、『キングダム』の物語の状況としては、未だに戦国七雄の一つも滅亡させることはできていません。

正確には、非公式という形で斉王自ら秦王への降伏宣言が行われているため、実質的にはあと五国といったところでしょうか。

秦が中華統一を成し遂げるためには、最大の難関である趙攻略が大きな焦点となります。

史実では、趙が滅ぶのは紀元前228年ですが、つい最近、王翦を総大将とした番吾攻めでくしくも敗れ、戦況は秦にとって非常に厳しい状況です。

最新刊の状況

番吾の戦いに敗れた後、秦では戦局を打開するため、昌平君が「三つの戦争改革」として起死回生の策を提案しました。

最後の一つについてはまだ明かされていないため分かりませんが、一つ目の「戸籍作り」を急ピッチで終わらせ、次の戦いである「韓攻め」が始まっています。

六将の一人である「騰」を総大将として、二つ目の柱である「軍の編成改革」を終えた秦軍がどのような活躍を見せてくれるのか、期待が高まります。

キングダムの最終回はいつ？予想と考察

物語の最終回がいつになるのか、もはや一番注目されている作品の一つと言っても過言ではないでしょう。

現在の連載状況を踏まえると、物語の終着点である「秦の中華統一」まではまだ多くの戦いが残されています。

そのため、完結時期を正確に予測するのは難しいですが、これまでの進行ペースや史実をもとに考察すると、おおよその目安が見えてきます。

これまでの進行スピードから見る完結時期

『キングダム』は2006年に連載が開始され、現在（2025年時点）までに70巻以上が刊行されています。

物語の舞台となる紀元前3世紀の中国戦国時代において、秦が統一するのは紀元前221年。この歴史的な出来事を描くためには、まだ韓・趙・魏・楚・燕・斉の残りの国々との戦いが必要です。

例えば、趙との戦いは鄴攻略編（46巻～60巻）と趙北部攻略編（65巻～）に分かれ、すでに10巻以上が費やされています。残る魏・楚・燕・斉との戦いも同様のボリュームになるとすれば、少なくとも100巻前後まで連載が続く可能性が高いでしょう。

ペースで言うと、3ヶ月に1巻の速度なので、1年で4巻程度です。仮に100巻が目安とするならば、あと7～8年程度といったところでしょうか。

ただし、戦の描写がさらに細かくなる場合や、キャラクターの成長をより深く描く展開が加われば、それ以上に長引く可能性も考えられます。

史実から見る完結時期　※ネタバレあり

『キングダム』の最終回がいつになるのかを考えるうえで、史実に基づく予想を立てることも可能です。

秦王・嬴政（後の始皇帝）は、紀元前221年に中国を統一しました。

王翦が大敗を喫した番吾の戦いの後、史実では以下のような順番で秦が各国を滅ぼしていきます。

滅亡する国	滅亡年（紀元前）
韓（かん）	紀元前230年
趙（ちょう）	紀元前228年
魏（ぎ）	紀元前225年
楚（そ）	紀元前223年
燕（えん）	紀元前222年
斉（せい）	紀元前221年

現在の物語は韓との戦いの真っ最中ですが、史実では斉の滅亡が紀元前221年であるため、物語の時間軸としてはあと9～10年分の戦いが残されています。

「キングダム」にて信と政が出会って物語がスタートしたのは紀元前245年のことです。つまり、連載が始まったのが2006年のことなので、15年間のエピソードを20年かけて描いてきたということになり、ほとんど現実と作中の年度の進み具合がリンクしています。

このペースを元に予想するなら、完結までにはあと12、3年はかかるということになるでしょう。ということは、少なくともあと40～50巻くらいは必要ということになりますね。

物語はクライマックス！ここから一気に進む可能性あり！

ただ、滅亡の年表を見ていいただくと分かるとおり、韓の滅亡からは攻略のペースが1、2年ほどと、一気に敵国を滅ぼしていきます。

このことを踏まえると、完結までの年数はもう少し短くなりそうですが、逆にクライマックスだからこそ丁寧に描かれる可能性もあるため、むしろ増える可能性も否めません。

いずれにしても、キングダムという超大作がどのような結末を迎えるのか楽しみで仕方ないですね！

キングダムは長すぎる？読者の声

『キングダム』は70巻を超える長編作品なので、「長すぎる」との声も少なくないようですね。

特に、戦の描写が細かく、1つの戦いが10巻以上続くことがあるため、「話の進みが遅い」と感じる読者も少なくありません。

一方で、「長くても楽しめる」という意見も見受けられました。

戦略や戦術の細かい描写、キャラクターの成長、史実を忠実に描くストーリーが魅力と感じる人も多く、じっくりと楽しめる点が評価されているようです。

長く感じるかどうかは、読者の好みによる部分が大きいでしょう。

テンポの速い展開を求める人には冗長に感じられることもありますが、壮大な歴史物語としては必要な長さともいえます。

個人的にはそれでも読む価値のある作品だと思っています。例えば、アニメや映画で途中まで見て、続きから原作漫画を読むというのも一つの手です。ぜひ一度作品に触れてみてください！

キングダムのあらすじと見どころを超簡単に解説

『キングダム』は、古代中国の春秋戦国時代（紀元前3世紀）を舞台にした歴史漫画です。

戦乱の続く時代に、戦争孤児の少年・信が「天下の大将軍」を目指し、後の始皇帝となる秦王・嬴政（えいせい）とともに戦いを重ねながら成長していく物語です。

かなり簡単ですが、ざっとこんな流れです。物語の中心はやはり「信の成長」ですね。

主人公・信は、史実には登場しない架空のキャラです。

しかし、「キングダム」という物語において、秦国が中華統一を目指すにあたっては、信の活躍は欠かせないものとなっています。

キングダムの作者である「原泰久」先生は「史記」という中国の戦国時代の史実をまとめた書籍を参考に、史実に基づいて作品を描かれています。

しかしもちろん、武将たちがどのような戦いを繰り広げ、そこにどんなドラマがあったのかという詳細なことは書かれていないため、ほとんどの場面が作者の創作によって描かれることになります。

その創作部分で見られる武将たちの戦略を駆使した攻防戦や、各キャラクターの人物像の深掘りが面白く、読み応えのある作品です。登場人物たちの絆が描かれるシーンも多く、そのたびに涙してしまうような感動作品でもあります。

キングダムのアニメや映画は完結は完結してる？続きはどこから？

キングダムのアニメはどこまで進んだ？今何期？

アニメ　「キングダム 」は、現在第5シリーズまで放送されており、2024年3月に最終話が放送されました。

物語は「黒羊丘の戦い」まで進んでおり、原作コミックスの41巻～45巻に相当します。

これまでのアニメの進行状況

シリーズ	放送年	主要なエピソード	対応巻数
第1シリーズ	2012年	王都奪還編～馬陽の戦い	1巻～16巻
第2シリーズ	2013年	合従軍編	17巻～24巻
第3シリーズ	2020年	馬陽防衛編～合従軍編の完結	24巻～34巻
第4シリーズ	2022年	毐国の乱～著雍攻略戦	34巻～40巻
第5シリーズ	2024年	黒羊丘の戦い	41巻～45巻

黒羊丘の戦いとは？

黒羊丘の戦いは、秦軍と趙軍が激突した戦いで、秦軍は桓騎が総大将を務め、信率いる飛信隊も参戦しました。黒羊丘は5つの丘が連なる要衝で、趙軍は慶舎（けいしゃ）と紀彗（きすい）が指揮を執ります。

戦の序盤、桓騎は動かず、飛信隊が独自に戦い慶舎を討ち取ることに成功。しかし、桓騎は住民を虐殺する戦術で紀彗を追い詰め、趙軍は撤退。

秦は黒羊丘を制圧しましたが、桓騎の残虐さが顕著に表れた印象に残る戦いでした。

アニメと原作の進行差

現在、原作は70巻を超えて連載中ですが、アニメはまだ45巻付近までのストーリーを映像化した段階です。

そのため、アニメは原作の3分の2ほどの進行状況となっています。

今後のシリーズで「鄴攻略戦」「趙北部攻略戦」といった重要な戦いがどのようにアニメ化されるのか、続編の発表が期待されます。

続きは何巻から？

アニメで描かれたのは原作コミック45巻の第489話「蔡沢の矜持」までです。

この話では、秦の最高外交官である「蔡沢」の仲介により、斉王「王建」から降伏の話が持ちかけられ、斉が秦のもとに下るという重要なエピソードが描かれました。

ですので、アニメを最後まで見て続きが読みたい方は、45巻の第490話「宿命の舌戦」から読めばアニメの続きから読むことができます。

70巻以上あるコミックも、アニメを最後まで見れば残りを30巻程度まで少なくすることができるため、長すぎて敬遠していた方も少しは手を付けやすくなると思います。

＼キングダム45巻を読んでみる↓↓／

キングダムの映画はどこまで描かれた？

映画『キングダム』シリーズは、全部で4作品に渡り各エピソードを実写化しています。

最新作『キングダム4 大将軍の帰還』は、原作の14巻第141話「神の業」から16巻第173話「終戦」までを描いています。

映画タイトル	公開年	描かれたエピソード	対応巻数
キングダム	2019年	王都奪還編	1巻～5巻
キングダム2 遥かなる大地へ	2022年	蛇甘平原の戦い（信の初陣）	5巻～7巻
キングダム3 運命の炎	2023年	馬陽の戦い（飛信隊の結成・王騎の戦い）	8巻～14巻
キングダム4 大将軍の帰還	2024年	馬陽の戦いのクライマックス（王騎と龐煖の決戦）	14巻～16巻

キングダム4作目は「馬陽の戦い」のクライマックスにあたり、信や王騎将軍といった主要キャラクターたちの激闘が繰り広げられます。

映画では、実写ならではの迫力を存分に堪能することができ、役者さんの魂のこもった演技が見どころのファン必見の内容となっています。

王騎役の「大沢たかお」さんが役作りのために体重を20㎏増量したというのは大変話題となり、王騎の筋骨隆々とした巨躯が見事に表現されて驚きました。

映画の続きが気になる方は、原作コミックの17巻第174話「三百将」から読み進めると、物語の続きを楽しむことができます。

＼キングダム17巻を読んでみる↓↓／

キングダムの感想・レビューまとめ

『キングダム』は、壮大なスケールの戦国時代を描いた歴史漫画として、多くの読者から高い評価を受けています。

知略を駆使した戦闘、個性豊かな武将たちの戦闘シーン、歴史に基づくドラマチックな展開が魅力です。ここでは、読者の感想やレビューをまとめて紹介します。

良い口コミ・高評価のポイント

戦国時代の壮大な歴史を描くため、単なる戦いの勝ち負けだけでなく、政治的な駆け引きや個々の武将たちの成長も丁寧に描かれています。

信や嬴政だけでなく、敵側のキャラクターも個性的で、単なる悪役ではない魅力があるのも本作の特徴です。

戦の描写は、細かい戦術や兵の動きまでしっかりと描かれており、単なるバトル漫画とは一線を画しています。

一方で賛否両論の意見も…

戦闘シーンの描写や、キャラクターの心理描写が丁寧な分、テンポがゆっくりに感じることもあり、連載が長期化していることへの意見もあります。

ただし、戦いごとに新たなキャラクターや戦術が登場するため、飽きることなく楽しめる要素も多いです。

歴史×戦略×成長ドラマが好きなら絶対に読むべき！

総じて、『キングダム』は壮大な歴史物語×戦略バトル×キャラクターの成長が詰まった作品として、高く評価されている作品です。

• 「予想を遥かに上回る頭脳戦が好き！」
• 「主人公の熱い成長物語を楽しみたい！」
• 「史実をもとにした壮大な物語に興味がある！」

こんな人には、間違いなくおすすめの作品です！まだ読んでいない方は、ぜひ一度手に取ってみてください。

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まとめ：キングダムは完結していない！物語はクライマックスに突入している！

現在、『キングダム』はまだ完結しておらず、物語は中華統一へ向けたクライマックスに突入しています。

コミック74巻の状況としては、昌平君の提示した「三つの柱」を軸に、韓の攻略が開始しています。

長年にわたる連載により、「長すぎる」との声もありますが、これまでの丁寧なストーリー展開や戦の緻密な描写を考えると、最終回までしっかりと描かれる可能性が高いでしょう。

現在のペースで進めば、100巻を超える可能性があり、完結時期は2032～2035年頃と予想されます。

また、アニメや映画も制作されており、それぞれのメディアで『キングダム』の魅力を楽しめます。原作の続きが気になる方は、最新巻をチェックしながら、中華統一へと向かう信たちの戦いを見届けていきましょう！