『薬屋のひとりごと』は完結してる?壬氏と猫猫の恋の行方や最新刊の状況について

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アニメやコミカライズで話題を集める人気作品『薬屋のひとりごと』。

その魅力は、後宮を舞台に繰り広げられるミステリーと、じわじわと進展する壬氏と猫猫の関係にあります。

原作はどこまで進んでいるのか?アニメはどこまで描かれているのか?漫画はなぜ2種類あるのか?気になるポイントを一挙に解説していきます。

最新刊の内容や今後の展開予想も含め、ファン必見の情報を網羅しています。

この記事のポイント
  • 『薬屋のひとりごと』原作小説の完結状況と最新刊の内容
  • アニメ第1期・第2期がどの巻まで映像化されたか、続きは何巻から読めばよいか
  • サンデーGX版とビッグガンガン版、2つの漫画版の違いとおすすめの選び方
  • 壬氏と猫猫の恋愛の進展、そして完結に向けた物語の展開予想・ネタバレ

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目次
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  • 原作小説は完結してる?
  • 最新刊はいつ発売された?17巻はいつ発売?
  • 原作小説の現在の状況について
  • アニメの進行状況は?第1期と第2期の内容まとめ
  • アニメ2期は原作のどこまで?続きは何巻から?

原作小説は完結してる?

現在、『薬屋のひとりごと』の原作小説は完結していません

2025年5月現在で第16巻までが刊行されていますが、物語はまだ大きな謎を残したまま続いています。

これまでの巻で猫猫と壬氏の関係は徐々に深まりを見せつつも、後宮の権力構造や壬氏の正体といった核心部分にはまだ明確な決着がついていない状態です。

この作品は、元々「小説家になろう」にて連載されていたWeb小説が原作で、そこから書籍化されたものが現在のヒーロー文庫版にあたります。

ただし、Web版と書籍版では展開や表現が異なる部分があり、書籍版ではより丁寧に構成され、物語の厚みが増しています。

多くのファンの間では、あと数巻で完結に向かうのではないかと予想されていますが、作者の筆が非常に緻密であるため、1つのエピソードにも時間がかかる傾向があります。

そのため、完結時期については明確な見通しが立っていません。

途中から読み始める読者にとっては、まだ完結していないことがネックに感じるかもしれませんが、逆に言えば今から読み進めても最新巻に追いつける絶好のタイミングでもあります。

最新刊はいつ発売された?17巻はいつ発売?

『薬屋のひとりごと』最新刊となる第16巻は、2025年5月30日に発売されました。

この巻では、帝の手術後から半月が経ち、冬の訪れとともに平穏を取り戻しつつある猫猫の周囲で、新たな緊急事態が発生します。

流行病「疱瘡(ほうそう)」の発生により、猫猫は再び危機に立ち向かうことになります。

感染力・致死率ともに高く、痕が残ることで知られるこの病に対応するため、猫猫は克用という民間の医者を招く決断を下します。

克用は過去に疱瘡を患い快復した経験を持つ人物で、その知識と経験が高く評価され、感染拡大の兆候が見られる農村へ派遣されることになります。

一方、皇太后からの依頼で猫猫が調査することになった呪い騒動も、実は毒殺未遂事件だったことが明らかになっていきます。

これらの出来事が絡み合い、物語はより複雑で重厚な展開を見せています。

第17巻の発売日は公式には発表されていませんが、これまでの刊行ペースから考えると、2025年末から2026年初頭にかけての発売が予想されます。

今後の展開では、疱瘡の感染源の特定や、皇室を取り巻く陰謀のさらなる深掘りが描かれると考えられ、ファンにとっては見逃せない続巻となるでしょう。

原作小説の現在の状況について

『薬屋のひとりごと』原作小説は現在、第16巻まで刊行されています。

直近の巻では、猫猫が医官としてだけでなく、政治的な問題にも深く関わるようになり、物語のスケールはさらに広がりを見せています。

特に16巻では、帝の命を救った一件の後、猫猫のもとに持ち込まれる新たな難題――感染症「疱瘡」の拡大という極めて深刻な問題が中心に描かれました。

猫猫はかつての知己・克用と協力しながら、感染源の調査に乗り出します。その一方で、皇太后の姪・梔子(ジーズー)が呪いにかかったとされる事件も発生し、猫猫は再び謎解きに奔走します。

物語は単なる後宮ミステリーの枠を超え、医療・社会・政治といった多面的な要素が絡み合う構成へと発展しています。

壬氏との関係にも徐々に変化が見え始め、猫猫の個人的な成長とともに、シリーズ全体としての終着点が少しずつ見え始めてきた印象があります。

現在のところ物語はまだ完結しておらず、主要キャラクターたちの過去や真実、そして未来への選択がどう描かれていくかに、注目が集まっています。今後の巻でも、これまで張られてきた伏線の回収や新たな事件の発生が予想され、読み応えのある展開が続くことは間違いないでしょう。

アニメの進行状況は?第1期と第2期の内容まとめ

アニメ『薬屋のひとりごと』は、2023年に第1期が放送され、大きな話題を呼びました。

全24話構成の第1期では、猫猫が後宮に毒見役として仕えることになり、日常の中で起こる謎めいた事件を推理と薬学の知識で解決していく姿が描かれています。

特に、玉葉妃の妊娠にまつわる毒殺未遂事件や、後宮での人間関係の機微を巧みに描いた展開が多くの視聴者を魅了しました。

そして、待望の第2期は2025年1月から放送がスタートしています。

第2期は前作と同じく2クール構成で、小説の第3巻から第4巻あたりの内容がアニメ化の対象となっています。

具体的には、再び妊娠した玉葉妃の安全を守るため、猫猫が翡翠宮に呼び戻されるところから物語が進み始めます。

彼女が再び毒味役として活躍する中、後宮では不穏な動きが続き、外国からの使者の来訪や、壬氏を狙った事件など、これまで以上にスリリングな展開が描かれています。

また、新たなキャラクターとして楼蘭妃が登場。

派手な装いとつかみどころのない言動で、後宮内の勢力図に影響を及ぼす存在として描かれています。

彼女の登場によって、阿多妃が抜けた後の「淑妃」ポジションが再び重要な意味を持ち、物語はより政治的な緊張感を帯びていきます。

さらに注目されているのが、壬氏の素性に関する謎です。

第1期では彼の高い知識と行動力に注目が集まりましたが、第2期ではその背後にある正体や出自にもスポットが当たります。

視聴者にとっては、彼が猫猫に何を隠しているのか、そしてそれを猫猫がどう受け止めるのかが大きな見どころです。

アニメ第2期は、恋愛要素と宮廷ミステリーのバランスがより一層緻密になり、多様な人間模様が交錯する構成となっています。

原作ファンからも評価の高いエピソードが続々と映像化されており、壬氏の麗しい姿が描かれるシーンはファン必見とされています。第2期を通じて、壬氏と猫猫の関係がどのように変化するのか、ますます注目が集まっています。

アニメ2期は原作のどこまで?続きは何巻から?

アニメ『薬屋のひとりごと』第2期は、2025年1月より放送がスタートしました。

前作と同じく2クール構成となっており、原作小説における第3巻から第4巻の内容を中心に描かれています。

アニメ第1期が第1巻から第2巻に相当していたことを踏まえると、シリーズは順を追って丁寧に映像化されていることがわかります。

アニメ第2期の内容は、小説でいえば第4巻の終盤までが想定されます。

したがって、続きが気になる方は、小説第4巻の終盤、または5巻から読み進めるのがおすすめです。

また、ビッグガンガン版・サンデーGX版ともに、コミカライズでは第8巻の途中からがアニメ第2期に相当します。

今後のアニメ展開や、さらなるシーズンの制作があれば、第5巻以降の重要なエピソードや、猫猫と壬氏の関係性の深化が映像化されることが予想されます。

特に壬氏の正体や、猫猫がどのようにそれに向き合うのかといった点は、視聴者にとって最大の関心事となるでしょう。

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  • サンデーGX版とビッグガンガン版の違いとは?
  • それぞれの漫画はどこまで進んでいるのか?
  • なぜ2社から同時に漫画化された?背景と経緯
  • アニメはどちら寄り?描写の違いを比較
  • 結局どちらを読めばいい?おすすめの選び方

サンデーGX版とビッグガンガン版の違いとは?

『薬屋のひとりごと』には、2つの漫画版があります。ひとつは「サンデーGX」(小学館)連載のねこクラゲ作画版、もうひとつは「ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス)連載の倉田三ノ路作画版です。

どちらも原作小説をもとにしていますが、作画や表現、展開の細かさに違いがあります。

サンデーGX版は、コメディ要素や猫猫のユーモラスな表情が強調されており、ライトな読み心地が魅力です。

一方、ビッグガンガン版はより原作に忠実な構成で、緻密な心理描写やリアルな背景、美術的な描き込みが特徴です。

また、それぞれが連載開始時期も異なり、巻数の進行にも差があります。

ストーリー自体は同じ流れをたどっていますが、演出の違いにより受ける印象が大きく異なります。

同じ物語であっても、それぞれの漫画版が異なるアプローチで描いているため、読者の好みに応じて選ぶ楽しさがあります。

それぞれの漫画はどこまで進んでいるのか?

2025年5月時点で、サンデーGX版は第20巻、ビッグガンガン版は第15巻まで刊行されています。

どちらも原作小説の第4巻あたりまで到達しており、アニメ2期とほぼ同じ進行状況です。

ただし、細かな描写や取り上げるエピソードの順番には差異があります。

ビッグガンガン版はやや原作に忠実で、原作小説の伏線を丁寧に拾いながら展開します。その分、1巻あたりの進行速度は遅めです。

サンデーGX版は、テンポよく進めながらも、猫猫の表情や反応をよりコミカルに描写しており、読みやすさを重視した構成になっています。

どちらもアニメにない描写やカットされたシーンが盛り込まれているため、アニメ視聴後の補完として読むのもおすすめです。

なぜ2社から同時に漫画化された?背景と経緯

『薬屋のひとりごと』は、ヒーロー文庫から刊行された人気小説を原作とする作品であり、その魅力的なストーリーと独自の世界観が、多くの読者に支持されてきました。

この作品が2つの異なる出版社、スクウェア・エニックスと小学館から同時に漫画化されたのには、いくつかの背景と理由が考えられます。

まず、幅広い読者層にアプローチするためという点が大きな理由として挙げられます。

スクウェア・エニックスが発行する『月刊ビッグガンガン』は、主に青年向けの雑誌であり、若年層の男性読者に人気があります。

一方、小学館の『月刊サンデーGX』は、中高生から社会人世代まで幅広い年齢層をターゲットとしています。

つまり、読者層の違いを意識し、それぞれのターゲットに響く表現や演出で作品を届けることが狙いとされています。

また、メディアミックス展開の一環として、異なる出版社で同時に漫画化することにより、作品全体の認知度を高める狙いもあったと考えられます。

漫画版の展開により、アニメや小説への興味を促進し、複数のメディアを通じた相乗効果が期待されていました。

さらに、作画担当者の違いによって、それぞれの漫画が独自のアプローチで原作を表現している点も大きな特徴です。

ガンガン版ではねこクラゲ氏が担当し、ビジュアル面において鮮やかで可愛らしい演出が光っています。対して、サンデーGX版では倉田三ノ路氏が担当し、やや落ち着いたリアル寄りの画風で、後宮ミステリーとしての雰囲気をより強調しています。

このような事情により、2つの出版社から別々の漫画版が誕生し、それぞれが独立したファン層を形成しています。

アニメはどちら寄り?描写の違いを比較

アニメ版『薬屋のひとりごと』は、原作小説を基に制作されていますが、その表現や演出のスタイルは、2つの漫画版のうち、どちらに近いのかという点に関心を持つ視聴者も多いでしょう。

結論から言えば、アニメはビジュアル面ではビッグガンガン版に近く、ストーリー構成や演出のトーンにおいては、サンデーGX版の雰囲気を部分的に取り入れている印象です。

まず、キャラクターデザインや色彩設計を見ると、アニメの猫猫や壬氏の表情、衣装、背景描写はビッグガンガン版に似ています。

特にラブコメ要素やコミカルな表現、キャラクターのデフォルメ的な反応は、ガンガン版の演出と通じるものがあります。

一方で、物語の構成やミステリー的な要素、宮廷内での心理戦や政治的な駆け引きといった要素の描き方については、サンデーGX版の重厚な雰囲気を踏襲している場面も少なくありません。

特に事件の伏線や登場人物の動機の描き方などは、じっくりと描かれる傾向があり、大人びた視点から物語を追いたい読者にも違和感のない作りになっています。

また、ナレーションやセリフ回しにおいても、キャラクターの心情描写に焦点を当てた演出が随所に見られ、これらはサンデーGX版の特徴とも重なります。

このように、アニメ版はどちらか一方に偏っているわけではなく、両方の漫画版の良さをバランスよく取り入れた構成といえます。そのため、ビジュアルを楽しみたい視聴者にも、深いストーリーを味わいたい読者にも、満足度の高い内容になっているのが特徴です。

結局どちらを読めばいい?おすすめの選び方

結局「どちらを読めばいいのか」と迷う読者も多いのではないでしょうか。

まず、イラストやテンポ重視で楽しみたい方には「ビッグガンガン版」がおすすめです。

作画担当のねこクラゲ氏による華やかで可愛らしい絵柄が特徴で、ラブコメ要素が比較的前面に出ています。

壬氏と猫猫の関係にときめきを感じたい方や、キャラクターの感情の動きを視覚的に楽しみたい方にぴったりです

また、話の進行がテンポよくまとまっているため、初めて読む方でもスムーズに世界観に入りやすいというメリットがあります。

一方、物語の奥行きやミステリー性を重視したい方には「サンデーGX版」が向いています。

こちらは倉田三ノ路氏の作画によって、より写実的かつ重厚感のある雰囲気が演出されています。

原作の緻密な推理要素や、後宮の政治劇の描写に重きを置いており、より大人向けのストーリーラインを楽しむことができます。猫猫の冷静な視点や専門知識に焦点が当てられているため、キャラクターの思考や心の動きにじっくりと向き合いたい読者にとっては、深い読み応えがあるでしょう。

いずれにしても、どちらも原作に忠実で魅力的な作品です。

まずは自分の好みに合いそうな方を選び、気に入ったらもう一方も読んでみるのも一つの方法です。

絵柄の好み、ストーリーの深さ、キャラクターの描かれ方など、それぞれの視点から作品を楽しむことで、『薬屋のひとりごと』の世界をより広く深く堪能できるでしょう。

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  • 壬氏のプロポーズはいつ?その真意と背景を解説
  • 壬氏の本当の正体は?
  • 猫猫の心の変化と恋愛への葛藤
  • 壬氏と猫猫は結ばれる?読者の考察と理想の結末
  • 楼蘭妃の正体は?

物語が進むにつれ、後宮の陰謀だけでなく、壬氏と猫猫の関係にも大きな変化が見られるようになってきました。ここからは、原作小説の内容に基づきながら、2人の恋愛模様や物語の終着点について考察していきます。

壬氏の決意、猫猫の揺れる心、そして2人を取り巻く宮廷の複雑な事情――そのすべてが絡み合いながら、物語は完結へと向かっていきます。気になる2人の関係の今後を、詳しく見ていきましょう。

※以下の内容には、原作小説および最新巻の重大なネタバレが含まれます。アニメやコミックで物語を追っている方は、閲覧にご注意ください。

壬氏のプロポーズはいつ?その真意と背景を解説

壬氏が猫猫にプロポーズを行ったのは、原作小説第5巻。

猫猫を嫁選びの宴に連れて行き、そこで彼女に月と芥子の銀簪を贈り、キスを交わします。

この行動は、形式的な言葉こそなかったものの、明確なプロポーズの意思表示であり、当時の常識から見ても「結婚の申し出」と解釈できるものでした。

ところが、猫猫はこれを即座に受け入れたわけではありません。

彼女が返事をしたのは第6巻で、その内容は「玉葉妃の敵になりたくない」というものでした。

この言葉には、壬氏の立場や皇族としての責任を考慮した上での慎重な判断が表れています。

壬氏が帝の子であるという事実は、まだ多くの者には知られていませんが、それが公になる時、皇位継承争いが勃発する恐れがある。

猫猫はそうした未来を見据え、自らの感情よりも冷静な判断を優先させたのです。

それでも壬氏の思いは揺らぎませんでした。

第7巻では、猫猫との言い争いの中で思わず「俺はおまえを妻にする」と宣言。

猫猫の率直な批判を受けたことで、彼もまた覚悟を新たにし、彼女が懸念するような「妃との争い」や「政治的圧力」から守り抜くという決意を明確に言葉にします。

さらに第8巻では、壬氏が皇族から臣下に降りる決意を固め、自らの体に奴隷の焼き印を押すという衝撃的な行動に出ます。

これは猫猫の「玉葉妃の敵になりたくない」という思いに応えるための犠牲であり、同時に自分の身体を他の女官たちに見せられないようにするため、猫猫だけの男になるという意思表示でもあります。

この大胆な行動からも分かるように、壬氏のプロポーズは単なる言葉遊びではなく、深い愛情と強い意志に裏打ちされたものだったのです。

壬氏のプロポーズは、王族としての自分の将来や立場を犠牲にしてでも、猫猫と共に生きたいという本気の気持ちの表れでした。そしてその気持ちは、ただのロマンスを超えて、猫猫にとっても彼の人生にとっても、大きな転換点となっていきます。

壬氏の本当の正体は?

壬氏は、表向きには宦官として働いていますが、その実態は皇帝の血を引く高貴な身分の人物です。

彼が宦官として振る舞っているのは、皇位継承争いに巻き込まれないようにするためであり、自らの身を守る手段でもあります。

物語が進むにつれて、壬氏の出自や彼に対する政治的な圧力が徐々に明らかになっていきます。

特に第13巻以降では、彼の正体に関する伏線が一気に回収されはじめ、読者にとっても衝撃の展開が続きます。

壬氏の複雑な立場は、猫猫との関係にも大きな影響を与えます。彼女を守るために真実を隠してきた壬氏の決断は、今後の物語のカギを握ることになるでしょう。

猫猫の心の変化と恋愛への葛藤

猫猫は花街育ちという過去から、恋愛に対して慎重で現実的な考えを持っています。

壬氏からのプロポーズにも、「玉葉妃の敵になりたくない」と現実的な理由で一度は断りました。

しかし、壬氏が皇族の立場を捨てようとする覚悟を見せたことで、猫猫の心にも少しずつ変化が表れます。

特に侍女・雀の言葉がきっかけとなり、自分の感情と向き合うようになりました。

その後、壬氏に再会した猫猫は、安心感を覚え、自らキスを交わすまでになります。

完全に恋に落ちたわけではありませんが、壬氏への気持ちを認め始めているのは確かです。

ただし、13巻では避妊薬まで持参していたことからも、猫猫がまだ恋愛に対して慎重であることがうかがえます。壬氏の誠実な対応もあり、2人の関係はゆっくりと、しかし確実に進展していきます。

壬氏と猫猫は結ばれる?読者の考察と理想の結末

壬氏と猫猫が結ばれるかどうかは、本作最大の関心事の一つです。

多くの読者が二人の関係に注目しており、最終的には結ばれることを望んでいます。

ただし、物語には身分の差や政治的な制約といった障害が多く存在します。

壬氏が高貴な血筋であること、猫猫が平民出身であること、さらに後宮という特殊な環境の中での立場など、乗り越えるべき課題は決して少なくありません。

それでも、二人の間には深い信頼と絆が築かれており、物語が進むにつれてその距離は確実に縮まっています。

このように、障害があるからこそ応援したくなる関係であり、どのような形で結末を迎えるのかが楽しみなポイントでもあります。

楼蘭妃の正体は?

楼蘭妃の正体は、虫好きの下女として登場していた「子翠(シスイ)」でした。無邪気で明るい性格の裏に、誰もが予想しなかった重大な秘密を隠していたのです。

子翠の父は高官の子昌、母は先帝の妃だった神美。つまり、彼女は高貴な血を引く上級妃でありながら、表では下女を装い後宮内で情報を収集していたのです。

楼蘭妃としては日によって異なる化粧や服装をまとい、複数の侍女と入れ替わることで、本物の存在を曖昧にしていました。

子翠の真の目的は、母・神美が計画したクーデターを表向きには支援しつつ、裏では子一族を救おうとするものでした。神美の狂気と歪んだ支配から、一族や翠苓、子どもたちを守るため、仮死薬を用いて彼らを「死んだ」と見せかけ、処刑から逃れさせるという危険な計画を実行します。

その鍵となる人物が、薬や毒に詳しい猫猫(マオマオ)でした。子翠は猫猫の能力を信頼し、協力を得るために彼女を砦に誘導します。

結果的に猫猫は巻き込まれながらも子翠の真意を理解し、命がけの救出作戦に協力することになります。

砦での騒動の末、子翠は飛発に撃たれ落下したとされますが、遺体は見つかっていません。のちに「玉藻(たまも)」と名乗る少女が港町に現れ、虫好きで簪を持っていたことから、彼女が子翠である可能性が高いとされています。

楼蘭妃=子翠=玉藻。彼女の物語は、身分や立場を超えて誰かを守るために選んだ、哀しくも力強い道でした。

まとめ|『薬屋のひとりごと』はまだ完結していない!今後の展開に注目!

『薬屋のひとりごと』は、後宮を舞台にした緻密なミステリーと、丁寧に描かれる人間ドラマが魅力の作品です。

原作小説はまだ完結していないものの、物語は着実に核心へと近づいており、壬氏と猫猫の関係や後宮の裏側に隠された真実が明かされつつあります。

アニメや漫画も異なる魅力を持ち、どの媒体から入っても深く楽しめる構成となっています。

今後の展開にもぜひ注目してみてください。

本記事のまとめ
  • 原作小説は第16巻まで刊行済みで、物語は完結に向けて進行中
  • アニメ第2期は原作4巻の終盤まで、続きは第5巻から読むのがおすすめ
  • サンデーGX版とビッグガンガン版で異なる作画・演出が楽しめる
  • 壬氏の正体や猫猫との恋愛関係が物語の大きな軸になっている
  • 楼蘭妃の正体や目的など、後半の展開は衝撃と感動の連続
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この記事を書いた人

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