魔法少女まどかマギカは面白い?|あらすじや感想レビューから徹底考察してみた

当ページのリンクには広告が含まれています。

魔法少女アニメの常識を覆す『魔法少女まどか☆マギカ』

その魅力をまだ知らないあなた、食わず嫌いではもったいないです!

かくいう私も絵柄とタイトルだけで物語のおおよそのストーリーを予測して見るのを後回しにしていました。

しかし本作は、かわいらしいキャラクターデザインとは裏腹に、深いストーリー展開と感情を揺さぶるテーマが盛り込まれています。

今まで見逃していたこの名作の真の魅力を、徹底解説でご紹介します!

目次
引用元:「魔法少女まどか☆マギカ」-公式サイト

どこにでもいる平凡な中学生・鹿目まどかが通う中学にある日、「暁美ほむら」という転校生が転校してくる。

初対面であるはずのまどかとほむらであったが、ほむらの転校初日、ほむらはまどかに「大切なものがあるなら、変わろうとしてはいけない」と突拍子もない意味不明な忠告をする。

その日の放課後、CDショップでどこからか声が聞こえ、その声を頼りに施設の裏側へ入り込むと、謎の生物が転校生のほむらに襲われている場面に出くわす。
キュゥべえと名乗るその生き物は、まどかに「魔法少女」になる契約を持ちかけ、どんな願いも一つ叶える代わりに魔法少女として戦うよう要請するが、まどかはほむらの忠告を思い出し、魔法少女になるのをためらう。

そして、ほむらや、他の魔法少女たちとの出会いを通じて、魔法少女の運命が持つ過酷な現実が次第に明らかになっていく・・・。

まどマギは個人的にはかなり面白い作品だと感じました。

しかし、もちろんこのアニメを見た人全員が面白いという感想を抱くわけではありません。

中には筆者のように、タイトルと絵柄で食わず嫌いをして手を付けずにいた人もいるのではないでしょうか。

そこで、実際に世間ではどのように評価されているのか、まどマギに対する口コミを集めてみましたので参考にしてみてください。

面白いと思う人の意見

・絵と世界観のギャップがすごい
・鬱展開が好き
・シャフトならではのバトルシーンの独創的な演出
・タイムリープによる伏線回収
・キャラ設定やストーリー構成が秀逸!
・人生や大切な人について深く考えさせられる作品

つまらないと思う人の意見

・絵が嫌い
・鬱展開が嫌い
・展開がご都合主義すぎる
・キャラに深みがない
・持ち上げられすぎているがそうでもなかった

もちろん作品に対する意見は人それぞれです。

作品には自分に合う合わないがあると思います。

次に、上記のような賛否の意見を考慮しつつ、「まどマギ」に対する筆者自身の感想と見どころを紹介していこうと思います。

ここからは多少なりともネタバレ要素を含みますのでご注意ください。

ただの魔法少女ものとあなどるなかれ!

まず筆者が、まだ「まどマギ」を見ていないという方にお伝えしたいのは、可愛らしい魔法少女たちのほのぼのした日常の中で、たまに現れる悪の手先を討伐していく、というような単なる魔法少女ものではないということ。

「プリキュア」「おジャ魔女どれみ」のような世界観を期待して臨むと、そのギャップに驚くこと間違いなしと言えるでしょう。

たった1クール(12話)であるにもかかわらず、ここまでの満足感を味わえる要因に一つに、無駄なシーンが一つもなく中だるみが一切ないということが挙げられます。
つまりは彼女たちの学校生活や私生活を描写したシーンはほとんどなく、物語が一気に展開していくため、視聴者を飽きさせることなく、最後に怒涛の伏線回収が始まるのです。

物語の雰囲気としては、終始鬱々としていて、今にも少女たちに不幸が訪れるのではないかという物々しさが漂っています。
特に3話からその要素が顕著に表れ、この雰囲気が作品の好き嫌いを分ける一つの要因であるとも言えます。
そういった作品が好きな人は、一層物語に引き込まれていくことでしょう。

これは人間ドラマがテーマの物語

魔法少女ものなので、当然魔法は出てきます。そしてもちろん、その魔法を使って倒すべき相手がいますので、バトルシーンも存在します。

しかし、バトルものには欠かせない、相手をどのように倒すか、相手の弱みを握り自分の特性を生かしていかに攻略していくか、のようなバトルそのものに対しての深堀りはほとんどありません。

どちらかというと、バトルシーンに関して言えば、シャフトの特有の芸術性を生かした視覚的なアクセントを作品に施している一要素でしかなく、この作品のメインテーマはずばり「人間ドラマ」です。

それぞれのキャラクターがそれぞれの正義のために戦っており、誤解やすれ違いからたびたび対立してしまう彼女たちひとりひとりに共感できるところがあり、感情を揺さぶられます。

誰かの幸せを願えば、それが原因でより深刻な事態に陥ってしまうというジレンマが彼女たちに次々と降りかかり、それに立ち向かおうとする彼女たちの葛藤もまた、作品に深みをもたらしてくれます。

残り3話!ちりばめられた伏線の回収

物語の冒頭から、その行動の原因がいまいちよくわからない少女がいます。この少女は、なぜか終始主人公のまどかに冷たい態度で接し、どのようにして魔法少女となったのかといういきさつすらはっきりしないのです。

さらには「キュウべえ」といううさぎのような猫のような謎の生物がいるのですが、可愛らしい?声や見た目と裏腹に筆者はどうもこの生き物のことを好きになることができませんでした。どこか非情で、人間の気持ちを理解しようとする素振りすら見せないこのキャラクターに半ば苛立ちさえ覚えたほどでした。

しかし10話目で全ての真相が明らかとなり、全てのキャラの言動の原因がはっきりします。そこからは物語の目まぐるしい展開にさらに拍車がかかり、あっという間に最終話まで見ること間違いないでしょう。

ご都合主義展開は本当か、キャラは薄っぺらいのか

「まどマギ」が面白くないという意見の中に「話がご都合主義的すぎる」という意見がありました。

しかし、筆者の意見としては、ご都合主義と感じる展開はほとんどなく、多少のご都合主義はあったとしても、物語を構成する以上は致し方ない部分もある、程度にしか思いませんでした。

なぜなら、たった12話であそこまでキャラクターの人生背景や、それに基づいた価値観や心理描写を深く表現することは至難のわざだと思うからです。

物語には5人の魔法少女が登場しますが、最初から最後まで仲良しこよしや、逆に終始いがみ合っているといったような関係のキャラはおらず、一人一人が誤解を解きあい、理解しあう中で、関係性を築き上げていく過程には、ご都合主義どころか、それぞれの少女たちの感情が複雑に絡み合い、収拾をつけるのにかなり苦労する部分は多かったと思います。

そう言った意味で、ストーリー構成は緻密であり、キャラの深堀りも徹底している名作だと思いました。

ご都合主義的で、キャラの薄さを感じるという意見は分からなくもない部分もあります。
例えば、ずっと看病してくれていた上条君のさやかに対する態度であったり、中々魔法少女になろうとせず、主人公の座を奪われがちなまどかだったり。
あまり詳しく書くと大幅なネタバレになってしまいますので控えますが、ぜひこれから視聴される方は、その辺りの感想を聞かせてもらえると幸いです。

筆者が一番心に残ったシーンがあります。

それは、魔法少女たちのやり取りでも、壮絶なバトルシーンでもなく、第6話でのまどかとお母さんの会話でした。

このシーンには、いくつもの試練を乗り越えてきたであろうまどかのお母さんの、人生で大切にすべき教訓が詰め込まれています。

正しいことをしているのに、それが原因でより不幸になってしまう友達を思うあまり、それがまるで自分の事のように悩んでしまうまどかに、お母さんが優しく、かといって適当に相手するでもなく真剣にまどかの悩みに応えようとします。

その中で、より感銘を受けたセリフをいくつかピックアップします。

・正しいことだけ積み上げていけば、ハッピーエンドが手に入るってわけじゃない。むしろみんながみんな、自分の正しさを信じ込んで意固地になるほどに、幸せって遠ざかっていくもんだよ。

・正しすぎるその子の分まで、誰かが間違えてあげればいい。ずるい嘘をついたり、怖いものから逃げ出したり。でもそれが、後になってみたら正解だったってわかることがある。

・大人になる前に、間違え方をちゃんと勉強しときな、大人になっちゃうとね、どんどん間違うのが難しくなっちゃうんだ。

・大人は誰だってつらいのさ。だから酒飲んでもいいってことになってんの。

「魔法少女まどか☆マギカ」第6話より引用

正しいことばかりが人生じゃない、間違うことが正しいこともある。そんな大事な教訓を教えてくれる、鬱々とした展開の中で、少し心が穏やかになれるシーンです。

つらいときは酒だって飲もう!

ここからは、「まどマギ」が見てみたくなってきた読者により詳しい情報をお伝えすべく、「まどマギ」の作品情報とおすすめの配信サービスを紹介します。

作品情報

「魔法少女まどか☆マギカ」の作品情報
テレビ放送年2011年
原作テレビオリジナル
監督新房昭之
脚本虚淵玄
アニメーション制作シャフト
製作Madoka Partners、毎日放送
キャスト(キャラ/声優)鹿目まどか/悠木碧
暁美ほむら/斎藤千和
巴マミ/水橋かおり
美樹さやか/喜多村英梨
佐倉杏子/野中藍
キュゥべえ/加藤英美里

テレビ放送されたのは今から約13年前ですね。時が経っても語り継がれるべき名作であると言えるでしょう。

また、制作会社はシャフトで、新房監督や声優の斎藤千和さん、加藤英美里さんは「物語シリーズ」でもお馴染みのメンツとなっており、この布陣で制作されるアニメの完成度が高くないわけないですね。期待していい作品だと思います。

おすすめの配信サービス

筆者がアニメを見るのに最適であると感じているサービスを2つ紹介します。

DMMプレミアム

DMM TV公式サイト
「DMM TV」の特徴
月額550円
作品数19万作品(アニメ5,900作品)
無料お試し期間30日間
アプリ
ダウンロード
同時視聴4台まで可能
決済方法・クレジットカード
・DMMポイント
・キャリア決済

アニメ好きな方に一番におすすめしたいのがこの「DMM TV」が提供している有料会員サービス「DMMプレミアム」です。

「DMM TV」ではアニメ作品の見放題作品数が業界随一の5,900作品を誇っており、それに加えて、アニメ以外のドラマや映画を含め、19万作品以上を取りそろえています!

さらに極めつけは、その月額料金550円というのコスパの良さです!
他のサービスに比べて極めて安価な金額であり、なおかつ作品数も文句なしの規模であるため、アニメを見るならDMMプレミアムに入会しておけば間違いないでしょう。

\DMMプレミアム(月額550円)でアニメを楽しむ/

dアニメストア

「dアニメストア」の特徴
月額550円(アプリからの入会は650円)
作品数5,700作品
無料お試し期間初月無料
アプリ
ダウンロード
同時視聴不可(同時ログインは可能)
決済方法・クレジットカード
・dポイント
・キャリア決済

もう一つおすすめの配信サービスは「dアニメストア」です。

DMM TVに引けを取らない作品数で、月額も同様に550円とコスパ最強!

特に、dポイント支払いができるのが特徴で、ドコモユーザーなら更にお得にアニメを楽しむことができます!

\DMMプレミアム(月額550円)でアニメを楽しむ/

ここまで「まどマギ」の魅力を余すことなくお伝えしてきました!

もう一度簡単にまとめておきます。

・ただの魔法少女アニメとは一線を画すアニメ
・複雑な少女たちの感情を見事に描き出した人間ドラマ
・緻密なストーリー構成とキャラ設定
・バトルシーンの芸術性の高さ

まどマギは予想を遥かに裏切るストーリ展開と終盤の伏線回収が光る作品となっています!

決して子供向けではなく、大人が考えさせられる作品でもあるので、この機会にぜひご覧ください。

感想をXでお聞かせいただけると嬉しいです!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アニメ、漫画、映画、小説をこよなく愛する鳥です。
人生に刺激と感動を与えてくれる作品を紹介し、多くの人々とその魅力を共有することが大好きです。
新たな発見や深い感動を求めて、常に新しい作品に触れています。
お気に入りの作品やおすすめの作品についての情報をお届けするので、ぜひフォローして一緒に楽しみましょう!

コメント

コメントする

目次