アニメ「逃げ上手の若君」1話の感想とネタバレ|時行の迫力あるアクロバットシーンが見どころ!?

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2024年夏アニメクールが始まりましたね。

みなさんはどのような作品に注目されているでしょうか。

今回は、筆者注目のアニメ「逃げ上手の若君」の第1話を視聴した感想とその魅力を余すところなくお伝え出来ればと思います。

また、こちら↓↓の記事では作品の概要や見どころについてまとめてますので、よろしければご覧ください。

目次

「逃げ上手の若君」は、鎌倉幕府が滅亡した1333年を舞台にした歴史スペクタクル作品で、「暗殺教室」の作者である松井優征先生が手掛ける新作の連載漫画です。

良い国(1192)作ろう鎌倉幕府(今は1185年が有力説らしい)で有名な鎌倉幕府ですが、主人公時行の父・北条高塒が幕府の当主となっていた時代には、既に総帥に力はなく、周囲の側近が事実上の政治的実権を握る、いわゆる「傀儡政権」となっていました。

幕府の武家の棟梁だった足利高氏は、幕府にはすでに力がないことを悟り、朝廷の後醍醐天皇と通謀し鎌倉幕府をわずか24日で滅亡させます。

信頼していた武士の裏切りに絶望し、呆然と立ち尽くしていた時行の前に「諏訪頼重」と名乗る謎の男が現れ、頼重の手引きによって時行は渦中の鎌倉から脱出し、頼重の予言に従い、力をつけて高氏への復讐と幕府の復興を誓います。

足利尊氏と北条時行では、世間的な知名度に大きな差があることは周知の事実だと思います。

その先入観を逆手にとった冒頭の主人公紹介シーンが秀逸でした!

勇敢な討ち死に、潔い自害、戦いと死こそが武士の栄誉。これは、そんな怒涛の時代を華々しく生き抜いた英雄・足利尊氏の生涯を描く物語・・・。

ではなく―――。

引用元:アニメ「逃げ上手の若君」第1話

ではなく!?

前情報で主人公が亡国の末裔である時行ということを知っていた方は、「なんか言ってる(笑)」という感じだったと思います。

実はこのナレーションは原作にはないもので、2024という数字から遡っていく演出と合わせて、導入から楽しませてくれました。

原作にないシーンと言えばもう一つ。時行が屋敷内を逃げ回るシーンです。

このシーンでは、幕府の後継者であり主人公の時行が、勉強や稽古から逃げ回る様子が描かれますが、時行の運動神経の良さを強調するためか、はたまた、シーンにより迫力を持たせるためか、原作よりも長く描かれています。

この作品の大きな魅力の一つである、時行が自身の身体能力やその技術を生かして逃げ隠れするシーンは、強調してもし過ぎるといったことはない要素だとおもいますので、むしろどんどん増やしてほしいシーンですね。

さらには、時行の可愛らしい顔立ちがよりギャップを生み出し、魅了されるファンも多く出てきそうな気がします。

©松井優征/集英社・逃げ上手の若君製作委員会
引用元:アニメ「逃げ上手の若君」第1話

作品内の高塒の腑抜けた様子を見れば、幕府がすでに傀儡政権と化し、実権は側近たちに握られていることが分かります。

この様子では、カリスマ的存在であり人望を集める尊氏が、実力行使に打って出るのも致し方ない気もする。

実際に権力におぼれた家臣たちがその力を濫用していたわけですから、高氏を支持するものも少なくなかったことでしょう。

とは言え、やはり家臣が謀反を起こすなどあってはならないこと。

歴史的には英雄視されている高氏も、この作品内では時行の前に立ちはだかる巨悪として描かれており、時行の可愛さがまた高氏の悪っぷりを引き立てているのだと思います。

高氏がどのように時行を追い詰めていくのか、そして時行はどのようにその追手をかいくぐっていくのか注目です。

第1話は、この高氏の裏切りのシーンから、頼重の導きによって高氏の謀略の渦中にある鎌倉から、時行が脱出するまでのシーンが描かれます。

この裏切りのシーンはまさに青天の霹靂とも言える唐突な展開で、にこやかに朝廷へ討ってでた冒頭の高氏とは打って変わって、謀略に満ちた悪役顔で次々と幕府軍を壊滅させていく高氏の姿はまさに衝撃でした。

戦国ならではのグロテスクなシーンもあり、よりその映像に迫力を増しており、見ごたえあるシーンでした。

「松井優征」先生が生み出すキャラの魅力が存分に詰め込まれたキャラクターであり、この作品のメインキャラクターでもあるのがこの「諏訪頼重」です。

頼重は信濃国諏訪郡の神官であり、幕府の御内人でもあります。

高塒の遺言通り、高氏の謀反により業火に包まれた鎌倉から時行を救い出し、郎党(なかま)とともに時行の「幕府再興」の道を支援していくこととなります。

亡国の末裔を救うメリットなどはほとんどないに等しいため、時行もなぜ自分を救ってくれたのか疑問に思い頼重に問いますが、高塒の遺言であるというだけで、核心的な部分は話そうとしません。

「暗殺教室」でのコロセンセーしかり、どうやら味方らしいけど、時々主人公を試すようなことをする謎のキャラという設定がさらに作品の魅力を増していることは間違いありません。

実際に時行を多くの敵が待ち受ける崖下に突き落とすなど、到底味方とは思えない行動を取りますが、時行も頼重が自分を試していることは分かっており、自身の逃げの技術を生かして何とか崖上に生還します。

それにしても、隙間なく降り注ぐ矢の雨の中を颯爽と歩く姿は見応えあるシーンでしたが、「なぜ当たらない!?」という感想の方が大きかったです。

©松井優征/集英社・逃げ上手の若君製作委員会
引用元:アニメ「逃げ上手の若君」第1話

この作品の見所はあくまで、アクロバットなアクションシーンと史実に基づいた魅力あるストーリー展開だと思っていますが、アニメを見ていて「時行可愛い過ぎないか⁉」という感想が生まれました。

というか、確実にそれを意識したシーンや表情があります!

特にこのシーンなんか、好きな男の子に好意を向ける時の表情で、決して自分を崖下に突き落とした男に向ける表情ではない。

そのギャップがさらに作品の魅力を増しており、歴史アクション好きだけでなく、そっち方面のファンも付きそうなアニメだと感じました。

もちろんこれからの時行たちの逃亡劇がどのように展開していくのかや、個性的なキャラ達が躍動するアクションシーンは待ち遠しいですが、もう一つの楽しみとして、こういった萌え要素にも注目していきたいと考えております。

結論として、「逃げ上手の若君」の第1話は、期待以上の作画クオリティと迫力でかなり面白かったです。

今後、新たに加わる仲間の登場や、そのキャラたちが繰り広げる戦闘シーンが楽しみな作品でした。

みなさんもぜひ、「逃げ上手の若君」をチェックしてみてください。

ちなみにABEMAで最新話が無料で見れますよ。

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この記事を書いた人

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