【リゼロ】ベアトリスは死亡した？スバルとの契約後の関係についても解説

ベアトリスは「リゼロ」に登場する人工精霊であり、ロズワール邸の司書として400年にわたり禁書庫を守り続けてきました。

彼女の死亡シーンはかなり衝撃で、多くのファンが悲しみに暮れたことと思います。

本記事では、ベアトリスの「死亡」に関する詳細な背景だけでなく、彼女がスバルとの契約後に見せた成長や絆についても触れます。

また、400年以上孤独に耐えながら禁書庫を守り続けた理由や、「扉渡り」といった彼女の能力、他のキャラクターとの関係性についても詳しく解説します。

ベアトリスというキャラクターの魅力や、物語の鍵となる重要なポイントを知ることで、より深く「リゼロ」の世界を楽しむことができるでしょう。

【リゼロ】ベアトリスの死亡説について

ベアトリスの基本プロフィール

ベアトリスは「リゼロ」に登場するキャラクターで、見た目は12歳程度の少女ですが、その正体は精霊であるため、なんと実年齢は400歳以上です。

特徴的な縦ロールの金髪や、蝶が浮かぶ瞳が印象的な彼女は、ロズワール邸の禁書庫で司書を務めています。

スバルに対する喋り方や態度で分かる通り、初対面の人間に対してはあからさまに悪態をつき、普段から冷徹な態度が特徴的ですが、心を許した相手にはデレた一面を見せます。

特に、「にーちゃ」ことパックと接する際には、スバルとの態度に雲泥の差がありますね。

普段は独特な話し方で自らを「ベティー」と呼び、語尾に「かしら」をつけるスタイルが印象的です。

ベアトリスが精霊であることは初期の段階で明らかになりますが、アニメ1期時点では、その正体が精霊であること以外に知ることのできる情報は少ないキャラクターです。

ベアトリスの目的は何？禁書庫に居続ける理由

そもそも禁書庫って何の部屋？

ベアトリスが四六時中居座り続けている【禁書庫】とは、ロズワール邸の中に隠された特別な部屋で、ベアトリスが400年以上守り続けてきた場所です。

この部屋には、人目に触れてはならない重要な書物や魔法に関する機密情報が収められています。そのため、誰でも自由に出入りできるわけではなく、ベアトリスが「扉渡り」という陰魔法を使ってアクセスを制限しています。

禁書庫に入るためには、ベアトリスの許可が必要で、スバルのような特別な勘のようなものがない限り、意図的にたどり着くことはできません。

また、禁書庫はベアトリスにとって単なる職場以上の意味を持っています。

ここは彼女がエキドナとの契約を守るために居続けた場所であり、長い孤独の象徴でもあります。そのため、禁書庫は物語の中でベアトリスの心情や過去を象徴する重要な舞台ともいえるのです。

なぜ400年も禁書庫に居続けるのか？

ベアトリスが禁書庫に居続ける理由は、創造主である「強欲の魔女」エキドナとの契約によるものです。

この契約では、「その人」と呼ばれる存在を待ちながら禁書庫を守ることが義務付けられていました。

しかし、「その人」が誰なのか具体的に定められていない曖昧な内容であったため、ベアトリスは約400年間、孤独の中でただその役割を果たし続けてきました。

エキドナは自分の知識欲を満たすことが行動原理の魔女であり、ベアトリスが「その人」として誰を選ぶのかということもまた、エキドナの知識欲を満たす要素の一つに過ぎませんでした。

ベアトリスが禁書庫を離れなかった背景には、このエキドナとの契約が原因であり、これによってベアトリスは長年の孤独に苦しみ続けることになります。

ベアトリスの能力、「扉渡り」とは？

「扉渡り」は、ベアトリスが得意とする陰魔法の一つで、空間をつなぐ特殊な能力です。

この魔法を使うことで、任意の扉を禁書庫へつなげたり、特定の場所へ移動したりすることができます。

ロズワール邸では、全ての扉がこの魔法によって禁書庫とつながっているため、外部から意図的に禁書庫へ侵入することはほぼ不可能です。

この能力は、ベアトリスが意図して身に着けた能力だと思っていましたが、実はエキドナの思惑通りにべアトリスが身に着けた能力でした。

エキドナは知識の部屋である禁書庫を守るために、扉渡りを使うことのできるベアトリスを生み出し、契約します。

そしてエキドナとの最期の契約である、

「【その人】が現れるまで禁書庫を守り続ける」

という契約によって、ベアトリスは扉渡りの能力を駆使しながら400年もの間禁書庫の司書としての役割を果たしてきました。

ベアトリスと他のキャラクターとの関係性について

ベアトリスの正体とエキドナとの関係

ベアトリスは、エキドナによって創造された人工精霊であり、彼女にとってエキドナは「母」ともいえる存在です。

ベアトリスはエキドナを深く慕い、「お母様」と呼んで尊敬していました。

エキドナがまだ生きていた頃、ベアトリスとエキドナは穏やかな日常を共有していましたが、エキドナの死後、ベアトリスは孤独に禁書庫を守り続けることとなります。

エキドナの「強欲」の性格から、ベアトリスが「その人」を選ぶ行動に強い関心を抱いていました。この関係性がベアトリスの400年にわたる苦悩の根源でもあります。

大精霊パックとの関係

ベアトリスとパックは、どちらも「強欲の魔女」エキドナによって創造された人工精霊であり、いわば兄妹のような関係にあります。

ベアトリスはパックを「にーちゃ」と呼び、彼に対して特別な親しみを持っていることがうかがえます。

二人はかつてエキドナと共に暮らしていた時期があり、その期間に強い絆を育んでいました。

しかし、パックは自身の目的を果たすためにエキドナと決別し、長い間ベアトリスと離れ離れになっていました。再会を果たしたのはロズワール邸での出来事がきっかけです。この再会では、幼い頃の親しい感情がよみがえり、ベアトリスはパックにデレデレとした姿を見せる場面も描かれています。

しかし、アニメ2期の終盤ではベアトリスがパックに対して抱いていたコンプレックスを吐露する場面も。

パックはベアトリスにとって特別な存在であると同時に、孤独なのは自分だけであるという思いをより強くベアトリスに感じさせてしまう存在でもあったのです。

ジュース（ペテルギウス）との関係

ジュース（ペテルギウス）は、ベアトリスの教育係としてエキドナによって任命された存在です。

礼儀や知識を教え込む一方で、彼はベアトリスに多くの本を提供し、それが彼女の読書好きな性格の形成に影響を与えました。

彼との交流は、厳しいながらも優しさが感じられるものでしたが、後にジュースは「怠惰の司教」として堕ちてしまいます。この変化は、ベアトリスにとって悲しみの一因となりました。

また、スバルがペテルギウスを倒したと報告したときには、

お前もベティを置いていったのかしら、、、ジュース、、、

引用元：アニメRe:ゼロから始める異世界生活2より

と、過去に関係があったかのような発言をしています。

アニメではまだ具体的な2人の描写はありませんが、今後の制作に期待したいところです。

ロズワールとの関係と複雑な絆

ロズワールとは、エキドナの死後も顔見知りとして関係を保っていました。

かつてはエキドナを中心にした仲間として穏やかな日々を過ごしていましたが、エキドナの死後、彼らの関係性は変わります。

ロズワールはエキドナの復活を目指して行動し、ベアトリスはエキドナとの契約に囚われ続けました。

このように目的が異なるものの、どちらもエキドナの呪縛に縛られていた点で共通しており、その関係は単純なものではありません。

ベアトリスの死亡は何話？その展開を解説

ベアトリスの死亡は、アニメ第2期「聖域編」の36話で描かれています。

ロズワール邸が襲撃され、エルザと対峙している際、スバルを庇ったベアトリスは胸をナイフで貫かれ命を落としました。

このシーンでは、彼女が光の粒子となって消える演出が印象的です。また、「これで…やっと」と言い残したセリフには、長年の孤独と苦しみが凝縮されているように思えます。

その後、スバルの「死に戻り」によってベアトリスは生き返り、この死は物語の進展における重要な出来事として描かれています。

エルザがベアトリスを襲う理由

エルザがベアトリスを襲う理由は、ロズワール邸を標的にした襲撃の一環として行動しているためです。

彼女は暗殺者として雇われ、ロズワール邸の住人を排除する任務を遂行していました。その過程で、禁書庫を守るベアトリスとも戦闘になる展開が描かれています。

エルザは任務の目的達成のために容赦のない戦い方をする一方で、相手の力を見極めようとする狩人のような側面も持っています。

ベアトリスは「扉渡り」によって他者の禁書庫への侵入を防ぐことができますが、その攻略法もエルザは雇い主から聞いていたため、エルザの禁書庫への侵入を許してしまいます。

スバルが聖域にいる間に何度かロズワール邸が襲われていますが、その時も同様にベアトリスはエルザによって殺されていることが推測できます。

ロズワール邸襲撃についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

＞＞＞【リゼロ】ロズワールは敵？味方？その行動の理由や目的を徹底解説！

【リゼロ】一度死亡するも復活！スバルとの契約後のベアトリスの態度

ベアトリスがスバルに優しい理由

ベアトリスのスバルに対する態度は、契約前と後では大違いです。

特にアニメ１期では、上から目線で冷たい態度をとっていたのが、契約後の３期ではスバルの行動を全て肯定し、仲睦まじい様子を見せてくれています。

これは、ベアトリスがスバルに優しい理由は、彼が「その人」でないにもかかわらず、ベアトリスの孤独を理解しようとした初めての存在だったからです。

スバルは何度も禁書庫を訪れて彼女と接触し、危険な場面では積極的に彼女を守ろうとしました。

精霊でありながら孤独に苛まれていたベアトリスにとって、スバルは新しい希望をもたらす存在となり、契約を通じて彼女の孤独を救いました。

そもそも、「その人」というのはエキドナの気まぐれな発言であるため、実際に「その人」に該当する具体的な人物がいるわけではないため、ベアトリスは自分の存在を大切にしてくれるスバルをパートナーとして選び、禁書庫から抜け出しました。

スバルとベアトリスの契約後の変化

スバルと契約を交わした後、ベアトリスはスバルに対してデレデレな一面を見せるようになります。これまでつんけんした態度が目立っていた彼女ですが、スバルを「一番」に選んだことで彼への信頼と愛情が増しました。

契約後はスバルの傍に常に寄り添い、彼を守るために力を尽くします。

これによってスバルは「精霊使い」として知られるようになり、対大兎戦や対シリウス戦では見事に息のあった戦闘を繰り広げます。

何度も言いますが、ベアトリスのスバルへの態度はかなりの変貌ぶりで、そのギャップが何とも可愛らしく、またさらに多くのベアトリスファンを生み出したと思います。

ベアトリスの回復方法

ベアトリスは自らマナを生成することができないため、契約者であるスバルからマナを補充することで回復します。これは精霊としての性質によるもので、スバルは毎日マナを与える役割を担っています。

また、緊急時には魔晶石などの外部アイテムを利用することで一時的な回復も可能です。この特性のため、マナの補充が十分でないとベアトリスは本来の力を発揮できない点が注意点となります。

ベアトリスのかわいい魅力と強さの秘密

ベアトリスのかわいい魅力は、そのギャップにあります。高飛車で冷たく見える態度とは裏腹に、心を許した相手には幼い表情を見せることがあります。

また、ゴスロリ風の衣装や金髪ツインドリルといった独特のビジュアルも彼女の魅力です。

一方で、大精霊としての実力は圧倒的で、陰魔法を駆使して強敵に立ち向かいます。このように、見た目と能力の両方がベアトリスの個性を際立たせています。

特に対大兎戦ではその力をいかんなく発揮し、スバルと上手く連携を取りながら見事討伐に成功しています。

ベアトリスはスバルの死に戻りを知ってる？

ベアトリスはスバルの「死に戻り」の能力を直接的に知る描写はありません。

しかし、スバルが繰り返し助けを求めて禁書庫に現れることや、通常では考えられない行動を見せることで、何か特別な力を持っていると感じている可能性があります。

ロズワールは福音書の複製品によって、死ぬことがトリガーとなっていることまでは知らないまでも、スバルが何らかの方法で「やり直し」をしていることを知っていました。

しかし、ベアトリスの福音書（複製品）は、もう何年も前から白紙のままで、未来を示すことはなかったため、恐らくは死に戻りの能力は知らないしょう。

まとめ：ベアトリスは一度死亡後に復活し、スバルとの絆を深める

ベアトリスは400年以上にわたり禁書庫を守り続け、誰とも深い絆を結ぶことなく孤独な時間を過ごしてきました。しかし、スバルとの出会いがその運命を大きく変えることになります。

エルザとの戦いで一度死亡するものの、スバルの「死に戻り」によって復活を遂げたベアトリス。

その後、スバルとの契約を交わし、長年の孤独から解放されます。

契約後のベアトリスは、それまでの冷たい態度とは一変し、スバルに対してデレデレな一面を見せるようになります。彼女は精霊としての力を存分に発揮し、スバルの支えとなる相棒として共に戦い抜きます。

原作でもべアトリスの活躍は多くの場面で描かれています。もしまたアニメの続編が制作されるのであれば、その魅力を余すことなく描いてほしいですね。