【リゼロ】死亡キャラまとめ｜死に戻りで復活したのは誰？レムはどうなった？

異世界転生作品として圧倒的な人気を誇る『Re:ゼロから始める異世界生活（リゼロ）』。

物語の大きな特徴の一つが、主人公スバルの「死に戻り」という能力です。

この力により何度も時間を巻き戻す展開が描かれるため、登場キャラクターの“死”が非常に印象的かつ複雑に描かれています。

「誰が本当に死んだのか」「死んだと思ったキャラがなぜ生きているのか」など、物語を追っていても混乱しやすいポイントでもあります。

この記事では、最新巻までにおける死亡が確定しているキャラクターを中心に、章・巻・アニメ話数ごとの死因や背景を整理して解説します。

また、死に戻りによって命を救われたキャラや、再登場の可能性があるキャラについても詳しくご紹介しています。

リゼロ 死亡キャラ一覧｜最新巻までの確定死亡キャラと死因まとめ

主要キャラの死亡一覧｜各巻・各章での死因を解説

「リゼロ」では主要キャラクターが何度も命の危機に直面しますが、その中でも死亡が確定したキャラは一部に限られています。ここでは物語の中で実際に死亡が描かれたキャラと、そのシーンについて巻数・章別に紹介していきます。

キャラクター名	死亡巻／章	アニメ話数	死因・詳細
ペテルギウス・ロマネコンティ	小説9巻／第3章	アニメ1期 25話	竜車の車輪に巻き込まれて死亡
エルザ・グランヒルテ	小説15巻／第4章	アニメ2期 48話	ガーフィールに敗北し死亡
レグルス・コルニアス	小説19巻／第5章	アニメ3期 62話	権能を無力化され、地中で水により溺死
ライ・バテンカイトス	小説25巻／第6章	ｰ	ラムとの戦闘で敗北し死亡
チシャ・ゴールド	小説33巻／第7章	ｰ	ヴィンセントをかばい、攻撃を受けて死亡
スピンクス	小説38巻／第8章	ｰ	プリシラに敗北し死亡
プリシラ・パーリエル	小説38巻／第8章	ｰ	結界破壊時に自身も炎に包まれ消滅

リゼロでの死亡キャラは表のとおりとなっています。アニメでは3人の死亡が確定していますので、解説します。

まず、ペテルギウスは第3章（小説9巻・アニメ1期）で竜車の車輪に巻き込まれ死亡しました。このキャラは怠惰の大罪司教として登場し、スバルとユリウスの共闘によって最期を迎えます。

第4章（小説15巻・アニメ2期）では暗殺者エルザが死亡。ガーフィールとの壮絶な戦いの末、瓦礫に押し潰され、さらに火災に巻き込まれて命を落としました。

第5章（小説19巻・アニメ3期）では強欲の大罪司教レグルスが溺死。権能によって時間を止めていたものの、最終的にはエミリアたちに見破られ、水の中で力尽きます。

ペテルギウス・ロマネコンティ

ペテルギウスは、魔女教に所属する怠惰の大罪司教です。特徴的な話し方と狂気に満ちた言動が特徴。

「見えざる手」と呼ばれる権能を使い、目に見えない攻撃で相手を追い詰めます。

死亡したのは小説9巻／アニメ1期25話。最終的に、スバルとユリウスの連携によって敗北し、自身の「見えざる手」で無理やり体を動かしながら追撃を試みますが、スバルが福音書に「終わり」と書いたことで、竜車の車輪に巻き込まれ無残な最期を遂げました。

エルザ・グランヒルテ

エルザは「腸狩り」の異名を持つ暗殺者で、人の内臓を見ることに快楽を覚える異常性を持ちます。

初登場は第1章で、フェルトが盗んだ徽章の依頼を受けて現れ、スバルたちを襲撃しました。抜群の身体能力と回復力を持つ強敵です。

彼女が死亡するのは小説15巻／アニメ2期48話。ロズワール邸での戦いでガーフィールと激突し、激戦の末に敗北。その後、スバルが禁書庫を開けたことで発生した火災に巻き込まれ、完全に死亡します。

レグルス・コルニアス

レグルスは、魔女教の「強欲」の大罪司教で、自分の正しさを一方的に押し付ける独善的な性格の持ち主です。複数の少女を「妻」として拘束するなど、支配欲が非常に強い人物として描かれています。

彼の死は小説19巻／アニメ3期62話です。スバルたちとの戦いで、時間を止める「獅子の心臓」という権能を使って無敵状態になりますが、その仕組みを見抜かれます。最終的には地中に落とされ、押し寄せた水により溺死しました。

ライ・バテンカイトス

ライは「暴食」の大罪司教で、人の記憶や名前を「食べる」権能を持ちます。レムを昏睡状態にした張本人であり、スバルにとって因縁深い存在です。テンションが高く、感情が読みにくい言動も特徴的です。

死亡は小説25巻／アニメ未放送。プレアデス監視塔での戦いにおいて、ラムとの直接対決に敗れ死亡します。ラムの覚悟と執念が勝った瞬間でしたが、ライを倒してもレムの意識は戻りませんでした。

チシャ・ゴールド

チシャは神聖ヴォラキア帝国に仕える軍師で、ヴィンセント皇帝の影武者も務めていた人物です。策略家として非常に有能でありながら、仲間を裏切ったように見える行動で周囲を翻弄しました。

彼の死は小説33巻／アニメ未放送。クーデターに加担するふりをしながら、実はヴィンセントを守るために動いており、最終的に彼をかばって命を落とします。

スピンクス

スピンクスは、亜人族の長老的存在であり、強力な魔法と屍兵を操る「不死王の秘蹟」を使うキャラクターです。見た目は少女のようですが、長寿で非常に老練な存在です。

彼女の死は小説38巻／アニメ未放送。神聖ヴォラキア帝国での戦いにて、プリシラに敗北し死亡します。異空間に閉じ込めるなど一時は優勢に立っていたものの、プリシラの捨て身の戦法により完全に討たれました。

プリシラ・バーリエル

プリシラは王選候補者の一人で、「日輪の加護」を持つ高慢で美しい女性です。自信に満ちた言動が特徴で、強力な戦闘能力も持ち合わせています。

彼女は小説38巻／アニメ未放送で死亡します。スピンクスを倒すため、結界内に火を放って異空間から脱出しますが、その火は自身の命も焼き尽くしました。屍人として一時的に蘇生されますが、戦いの終わりと共に消滅しました。

大罪司教の死亡キャラまとめ

キャラクター名	担当	状況
ペテルギウス・ロマネコンティ	怠惰	死亡
レグルス・コルニアス	強欲	死亡
ライ・バテンカイトス	暴食	死亡
ロイ・アルファルド	暴食	生存
ルイ・アルネブ	暴食	生存
シリウス・ロマネコンティ	憤怒	生存
カペラ・エメラダ・ルガニカ	色欲	生存

スバルたちの敵として、幾度となく目の前に立ちはだかる「大罪司教」ですが、その多くが物語の中盤から後半にかけて登場し、スバルたちと激しい戦闘を繰り広げます。

現在、原作に登場している大罪司教は全部で7人。

未だに「嫉妬」と「傲慢」担当は明かされていませんが、前述のようにすでに原作ではすでに「ペテルギウス」「レグルス」「ライ・バテンカイトス」の3人の死亡が確定しています。

それでは、それ以外の大罪司教の現在の状況はどうなっているのでしょうか。

ロイ・アルファルド（暴食）

ライの兄弟で、暴食を共有するもう一人の大罪司教です。ライとは異なり、まだ明確な敗北や死亡は描かれておらず、物語に今後も関わってくる可能性が高いキャラクターです。読者の間では、暴食の真の中核を担っているとも囁かれています。

アニメでは最優の騎士「ユリウス」の名を奪ったため、ユリウスはスバル以外の全員に忘れられる結果となりました。

ルイ・アルネブ（暴食）

暴食のもう一人の担当者で、物語後半で異空間に取り残されたままスバルと複雑な関係を築きます。

実は、敵として登場したルイでしたが、現在は記憶を失いスバルの味方的立ち位置にあります。

現在は明確に生きている状態ではなく、スバルの内部に取り込まれている描写もあり、状態としては「封印中」や「融合状態」と解釈されています。今後の復活が物語のカギを握るかもしれません。

シリウス・ロマネコンティ（憤怒）

「憤怒」を担当する女性の大罪司教で、感情や痛覚を他人にリンクさせる危険な権能を持ちます。

第5章で初登場し、都市を混乱に陥れました。

リリアナとプリシラとの戦闘に敗れ、致命的な攻撃をプリシラに受けるも一命はとりとめたため、現在は監獄塔に収監されています。

ですので、現時点では死亡描写はなく、生存が確認されています。

カペラ・エメラダ・ルガニカ（色欲）

変身能力を持ち、姿を自在に変える恐るべき存在です。対象の肉体を強制的に変化させる残虐な能力で、多くの犠牲者を生んでいます。

アルデバランとの戦闘後、現在は行方不明という扱いですが、明確な死亡描写はなく、生存していると考えられます。再登場すれば確実に物語を揺るがす存在です。

本編開始前から死亡していたキャラ

キャラクター名	死因・背景	死亡時期	備考／関連情報
レイド	詳細不明（戦闘または魔女因子によるものか）	不明	正体や能力に謎が多く、過去の戦士とされている
テレシア	白鯨との戦いで戦死	約15年前	剣聖であり、ヴィルヘルムの妻。後に屍兵として蘇生
リューズ	結界維持のため、核となり自己犠牲を選択	約400年前	聖域を守るため、自らを結界の核に変えた
エキドナ	嫉妬の魔女サテラに敗れ死亡	約400年前	強欲の魔女。死後も精神体として登場
ミネルヴァ	嫉妬の魔女サテラに敗れ死亡	約400年前	憤怒の魔女。癒しの力を持っていた
カーミラ	嫉妬の魔女サテラに敗れ死亡	約400年前	色欲の魔女。記憶を操る力を持っていた
ダフネ	嫉妬の魔女サテラに敗れ死亡	約400年前	暴食の魔女。大兎などの災厄を創造
テュフォン	嫉妬の魔女サテラに敗れ死亡	約400年前	傲慢の魔女。罪を測る力を持っていた
セクメト	嫉妬の魔女サテラに敗れ死亡	約400年前	怠惰の魔女。圧倒的な破壊力を誇る
バルロイ	ユリウスやフェリスとの戦闘で敗北	本編開始前（時期不明）	神聖ヴォラキア帝国の九神将の一人
マイルズ	ラインハルトとの戦闘で敗北	本編開始前（時期不明）	帝国上級兵。圧倒的な力の前に敗れ去った
ヴィヴァ	セシルスに敗北	本編開始前（時期不明）	帝国関係者。実力者だったが敗北して死亡
ラミア	選定の儀で命を落とす	本編開始前（時期不明）	王選に関連した儀式で死亡
パラディオ	選定の儀で命を落とす	本編開始前（時期不明）	王選に関連した儀式で死亡
ユーガルド	死因不明	不明	記録に乏しく詳細は明らかにされていない

リゼロの物語には、本編開始時点ですでに故人となっているキャラクターも多く存在します。

これらのキャラたちは直接の登場シーンこそ少ないものの、ストーリーの根幹や世界設定に深く関わっているケースが多いです。

まず、白鯨との戦いで命を落とした剣姫テレシアは、ヴィルヘルムの妻であり、彼の過去と深く結びついています。彼女の死は、ヴィルヘルムが戦う理由の一つとなっています。

聖域に登場するリューズは、400年前に聖域の結界を守るため、自己犠牲を選びました。彼女は肉体を失いましたが、複製体が登場し、その存在は今も続いています。

また、強欲の魔女エキドナをはじめとした七大魔女たちも、すでに400年以上前に嫉妬の魔女サテラによって命を落としています。しかし精神体として登場する場面も多く、現在のキャラクターたちに影響を与えています。

今後の展開で再登場・復活の可能性があるキャラは？

「リゼロ」には、完全に死んだと思われたキャラが意外な形で再登場するケースもあります。これまでの展開を見る限り、今後も復活の可能性があるキャラは少なくありません。

例えば、死後に屍兵として復活したテレシアや、聖域篇で登場する精神体のエキドナのように、何らかの術や権能によって再登場する可能性はあります。

実際、死者を蘇らせる「不死王の秘蹟」などの禁術が存在しており、物語中でもそれが使用された描写があります。

また、スピンクスのように、一度は完全に消滅したと思われたキャラが、別の形で物語に関わることもありました。こうした展開は、読者の予想を裏切るサプライズとして機能しています。

今後も過去の回想やスバルの死に戻りによる復活など、死亡したキャラであってもなんらかの形で本編に登場する可能性は十分にありえます。

リゼロ 死亡キャラは意外と少ない？死に戻りで復活したキャラも紹介

死に戻りで助かったキャラ一覧

一度は物語中で死んでしまったものの、スバルの死に戻りによって復活を遂げるキャラも多くいます。

以下はその一例を表としてまとめたものです。

キャラクター名	死因・背景
レム	魔獣の呪い／ペテルギウスに殺害
ラム	ロズワールによる殺害
ベアトリス	エルザによる斬殺
ガーフィール	ロズワールによる殺害
ペトラ	エルザの襲撃による爆殺や刺殺
フレデリカ	エルザの奇襲により死亡
ロズワール	大兎に喰われて死亡
エミリア	大兎の襲撃／精神崩壊による死
ロム爺	エルザに刺殺
フェルト	エルザに殺害

スバルの「死に戻り」は、多くのキャラを死の運命から救ってきました。この能力によって、本来であれば命を落としていた人物が無事に生存する展開が何度も描かれています。

アニメ１期では、魔獣の呪いによってレムが命を落とした際には、スバルの死に戻りで救われました。

アニメ2期の聖域篇では、ロズワール邸でエルザの襲撃を受けた際には、ペトラやフレデリカ、ベアトリスなど多くのキャラが一度は死亡しています。聖域篇ではロズワールの陰謀によって多くの犠牲が払われました。

しかしスバルがセーブポイントからやり直すことで、最終的にはみんな生還しています。

ただし、すべての死が回避できるわけではありません。セーブポイントが誰かの死後に更新されてしまえば、その人物の死は確定していまいます。

「死に戻り」が多くの命を救っている一方で、それが完璧な万能能力ではないことも、作品に緊張感をもたらす要素ではないでしょうか。

スバルの死に戻り回数とセーブポイントの変遷まとめ

スバルは作中で何度も「死に戻り」を経験しており、その回数は書籍版で56回に達しています。

各章ごとにセーブポイントが設定されており、そこでのやり直しが物語の分岐点になっています。

1章ではカドモンの果物屋の前、2章ではロズワール邸での朝、3章では白鯨討伐後の会議など、セーブポイントは状況に応じて変化します。これらは固定されたタイミングで発動しており、スバル自身が任意に選べるものではありません。

セーブポイントの内容は、スバルにとって都合が悪い場面に設定されていることもあり、精神的な負担が大きくなっています。特に、すでに味方の命が奪われた後の状態からやり直すこともあるため、限られた条件で最善策を見つける必要があります。

死に戻りの回数が増えるほど選択肢も増えるように見えますが、実際にはプレッシャーと試行錯誤が伴うため、単なるリセット機能とは異なる複雑さを持っています。

レムやラムは死亡したのか？各ルートごとの生死を解説

レムとラムの生死については、ルートによって大きく状況が異なります。いずれも作中で何度も死亡していますが、最終的に生き延びているルートが存在します。

まずレムは、第2章で魔獣の呪いにより死亡するルートがあります。第3章では魔女教との戦いで命を落とし、第6章では塔からの攻撃で消滅する場面も描かれました。しかし、死に戻りによってスバルが選んだルートでは、彼女は昏睡状態ながらも生き延びることに成功します。

一方、ラムもエルザによる襲撃などで何度か命を落としています。ただし、スバルが死に戻りでルートを修正することで、彼女も生存できた展開が複数回登場します。

どちらも「死亡経験」はあるものの、正式な死として確定しているわけではありません。

生存しているけど死亡経験あり？印象的な死亡シーンとは

リゼロの登場キャラの中には、生存しているにもかかわらず、非常に印象的な死亡シーンを持つ者が多く存在します。これはスバルの死に戻りによる時間の巻き戻しがあるためです。

例えば、ペトラはロズワール邸でのエルザ襲撃時に死亡しています。その死に様は非常に衝撃的で、読者の間でも語り草となっていますが、最終的には生存ルートが選ばれています。

また、スバル自身も度重なる死を経験しており、パックに凍らされたり、自殺によってリセットを図る場面も少なくありません。その中でも自らを刺して死を選ぶ場面は、視聴者や読者に強烈な印象を与えました。

一度は死亡していても最終的に生き延びたキャラが多いため、単純に「生存」とは言い切れないドラマが詰まっています。これがリゼロの物語の奥深さのひとつでもあります。

「死に戻り」が物語に与える影響とは？

「死に戻り」という能力は、リゼロの物語全体を形作る重要な要素です。この能力があることで、ストーリーは分岐と再構築を繰り返しながら進行していきます。

物語序盤では、スバルが何度も死亡しながら最善の行動を模索する展開が中心です。これは単なるループではなく、スバルの心身の成長や周囲との信頼関係の構築に大きく影響します。

さらに、死に戻りはスバル以外のキャラには伝えられないため、孤独感や葛藤も描かれます。誰にも頼れず、自分だけが死と直面し続けるという心理的なプレッシャーは、物語にリアルな重みを与えています。

ただし、この能力には明確なリスクも存在します。セーブポイントが任意に選べないため、必ずしも理想的な状況からやり直せるとは限りません。そのため、努力が報われず何度も同じ苦しみを味わうという展開も珍しくありません。

このように、「死に戻り」は物語に緊張感と深みを与える要素であり、単なるタイムリープとは一線を画しています。リゼロという作品の本質は、この能力が生む希望と絶望の狭間にあると言えるでしょう。

まとめ

『リゼロ』では数多くのキャラクターが命を落とすシーンが描かれていますが、スバルの「死に戻り」によって歴史が何度も書き換えられるため、死亡が確定しているキャラは意外と限られています。

一方で、完全に死亡したキャラ、生き返ったキャラ、再登場が示唆されているキャラなど、その境界は複雑であり、リゼロという作品の奥深さを感じさせる部分です。

この記事では、そうしたキャラの生死状況を整理し、初めての読者でも理解しやすいようにまとめました。
今後の展開でさらに動きがある可能性も高いため、続報にも注目していきたいですね。