『Re:ゼロから始める異世界生活』に登場する魔女教大罪司教「憤怒」を担うシリウス・ロマネコンティ。
彼女の正体について、エミリアの叔母であるフォルトナと同一人物ではないかという説がファンの間で囁かれています。
本記事では、そんなシリウスとフォルトナの共通点や違う点を深掘りし、同一人物説の真相に迫ります。
また、物語中の要素だけでなく、制作側の視点に立ったメタ考察も含んだ上で解説してますので、より真相に迫った内容をお届けできるかと思います。
シリウス・ロマネコンティとは
- シリウス・ロマネコンティの外見と特徴
- シリウスの権能は感覚共有
- 純粋な戦闘能力は大罪司教の中でもずば抜けている
シリウス・ロマネコンティは、原作小説では第5章、アニメでは第3期にて初登場するキャラで、『憤怒』担当の魔女教大罪司教です。
これで、アニメに登場済みの大罪司教は怠惰担当の『ペテルギウス』、強欲担当の『レグルス』、暴食担当の『ライ』と合わせて4人となりましたね。
初登場は第3期の初回90分拡大の52話で、スバルの買い物帰りの途中、行き交う群衆を呼び止めるように、突如として広場の建物の屋上に現れます。
そして、
「ごめんね。私は魔女教、大罪司教『憤怒』担当、シリウス・ロマネコンティと申します」。
アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活3』第52話より
と、スバルがボソッと呟いたように、冗談にしては笑えない発言をします。
実際に彼女は魔女教大罪司教の『憤怒』担当であり、福音書の導きによって水門都市プリステラの陥落を目論んでいました。
シリウス・ロマネコンティの外見と特徴
シリウスの正体がフォルトナではないかと囁かれている理由の一つに、外見の特徴があまりにも一しすぎているというものがあります。
シリウスとフォルトナに共通する外見上の一致は次の通りです。
- 銀髪の髪色
- 紫紺の瞳
- 耳先にエルフの特徴
- 身長168cm
リゼロの世界の中で「銀髪」というのは、嫉妬の魔女「サテラ」を連想されるものとしてあまり良いとされるものではないため、エミリアとフォルトナ以外の銀髪キャラは滅多にみかけません。
さらには、瞳の色も紫紺色で身長も同じ168cm。これだけでもシリウス=フォルトナ説が浮上した理由が分かります。
そして、包帯を乱雑にまとっているためわかりづらくはなっていますが、シリウスの耳に注目すると、エルフの特徴が見られます。
シリウスは100年以上前から魔女教徒であるため、普通の人間ではなくエルフである可能性が高いです。
フォルトナは純血のエルフであるため、シリウスがエルフであれば、その点も共通点ということになりますね。
シリウスの権能は感覚共有
シリウスの権能は感情と感覚の共有化です。
最初にシリウスが塔の上に現れた際、視聴者視点では、『群衆が突如現れた奇人に興味を持っている描写』程度にしか思っていなかったのが、鎖にぐるぐる巻きにされた少年の登場に対して誰一人として悲鳴を上げたりや怒りの感情をあらわにする様子がなかったため、ここでようやく状況の異変を察知しました。
そして、少年が塔から落とされたのと同時に、そこにいた全員の頭も潰れ、スバルは死に戻りします。
しかし、シリウスの権能の支配下にあったため、シリウスの「共有化」の能力に気づいていません。
そのため、ラインハルトが一度はシリウスを殺しましたが、感覚の共有化によってスバルも同様に死んでしまい、振り出しに戻るのです。
純粋な戦闘能力は大罪司教の中でもずば抜けている
著者である長月先生も言及されていますが、シリウスは純粋な戦闘力は魔女教徒随一です。
華麗な身のこなしや鎖に絡められた少年を軽々と持ち上げるなど、身体能力が異常に高いことが分かります。
あの最強の剣士「ラインハルト」を苦戦させたり、エミリアと互角にやり合うなど、魔女教の戦力としては申し分ない実力を兼ね備えているといえるでしょう。
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シリウス・ロマネコンティの正体はフォルトナ?
シリウス=フォルトナ説を裏付ける要素は外見的な特徴ばかりではありません。
もちろんそれだけでも十分にシリウスがフォルトナである可能性を強めてはいますが、外見以外の特徴についても考察していきたいと思います。
- ペテルギウス(ジュース)への妄執
- エミリアに対する態度
- フォルトナ死亡時期とシリウスの活動開始時期が一致
ペテルギウス(ジュース)への妄執
シリウスが自身の名をフルネームで名乗った時は衝撃でしたね。
シリウスのフルネームは「シリウス・ロマネコンティ」であり、アニメ1期に登場したペテルギウスと姓が一致しています。
この時点では、ペテルギウスとどういう関係?親族?妻?とあらゆる疑問が湧き出てきましたが、その後の話でエミリアを妻とするために現れたレグルス・コルニアスの言葉から考察できます。
「一途な想いなんて言い訳して、勝手に相手の家名を名乗るなんていい加減気づけよ」。
アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活3』第53話より
つまり、ペテルギウスとシリウスの間に婚姻関係などの関係性はないようです。
レグルスの言う通り、勝手に相手の姓を名乗るなんてかなりの狂人っぷりですね。
実際にペテルギウスとシリウスがかつて恋仲にあったのかどうかはまだ描かれていないため定かではありません。
エミリアに対する態度
シリウスとエミリアが初めて対面するのはアニメ53話です。スバルとベアトリスだけで乗り込むつもりが、エミリアに話を聞かれてしまい3人でシリウスと対峙することに。
シリウスがエミリアと対面したとき、「私からあの人を奪う忌々しい半魔!」とあからさまな憎悪をあらわにします。
嫉妬の魔女「サテラ」を憎んでいる
ペテルギウスの悲願は嫉妬の魔女「サテラ」の復活でした。
最も単純に推測するならば、ペテルギウスのことをこんなにも想っているのに、当の本人は嫉妬の魔女にご執心。このような状況から、シリウスは嫉妬の魔女「サテラ」に嫉妬心を抱き、また憎んでいるということです。
その「サテラ」と同じ銀髪の半魔であるエミリアを見て、その憎悪が沸き上がってきたのでしょう。
エミリア本人に対する憎悪
しかし、若干の疑問は残ります。いくら容姿が似ているからと言っても、所詮は別人です。
初対面であるエミリアに対して、あそこまで激昂するでしょうか。
一つ考えられるとしたら、シリウスの正体はフォルトナであり、エミリアの母親代わりとしてエミリアを愛していた反面、想い人であるジュースと結ばれることを阻害する障壁として疎ましくも思っていたのではないでしょうか。
誰にも明かすことのできない自分の醜い感情というのは、誰しもが持ち合わせうるものです。
フォルトナであるときは、エミリアへの愛情と理性でその感情が抑えられていたものの、魔女因子を取り込んだことにより醜い感情が増幅したとも考えられます。
もしそうであれば、シリウスとエミリアの戦闘シーンはあまりにも残酷ですね。
フォルトナ死亡時期とシリウスの活動開始時期が一致
そんなフォルトナが、パンドラに錯乱させられたジュースによって殺されたのがおよそ100年前です。そしてシリウスが魔女教徒として活動し始めたのも100年前ですから、この活動開始時期が一致します。
また、「Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆」にて、パックがエミリアを助けた際には、フォルトナの遺体はありませんでした。
エミリアの暴走によって生じた氷は、エリオール大森林全体が氷漬けになるほど凄まじいものだったのですから、いくら死体とはいえ、氷漬けで保存されているはずです。
つまり、フォルトナは何らかの方法によって生還し、現在もどこかで生きているのではないでしょうか。だとすれば、やはりそれはシリウスである可能性が非常に高いと思われます。
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シリウスとフォルトナが別人である説の理由
原作小説でも未だシリウスの正体は謎につつまれているため、もちろん全くの別人である可能性も十分あります。
では、シリウス=フォルトナ説を否定する要素について見ていきましょう。
エミリアとの再会時の違和感
先ほど、エミリアへの憎悪だけが増幅したために、異常に激昂する姿を見せたという話をしました。
しかし、第2期を見た方は分かると思いますが、フォルトナのエミリアに対する愛情は特別なものです。
そうであれば、広場での再会時に、少しでもその片鱗を見せてくれてもいいような気がします(勝手に涙が流れるとか、攻撃する際に少し躊躇するとか)。
でもそんな素振りは一切見せることなく、ただただエミリアの存在そのもに憤怒しているように見えました。
フォルトナの中にジュースとの記憶が残っているのならば、少なからずエミリアに対する想いも残っているはず。
それが垣間見えるシーンは一切なかったことから、シリウス=フォルトナ説は少し弱まりますね。
声優が違う
少しメタ的な考察になってしまいますが、もう一つの重要な要素として挙げられるのが、声優の違いです。
原作を読んでいた方にとっては、第3期のアニメが決定した際、シリウスの声優に多くの注目が集まりました。
というのも、ペテルギウス=ジュース説がアニメ放送時に囁かれた際、声優が同じ「松岡禎丞」さんであることが、2人が同一人物であることを決定づける要素となったからです。
つまり、フォルトナの声優である「戸松遥」さんがシリウスの声優を演じていれば、それはもはやシリウス=フォルトナを決定づけるものですから、多くのファンが期待していました。
しかし、シリウスの声優は戸松遥さんではなく「安済知佳」さんであったため、逆にシリウス=フォルトナ説を否定する要素の一つとなってしまいました。
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シリウス=フォルトナ説のメタ的考察
ここからは筆者によるメタ的な考察を解説します。
つまり、物語中だけの要素ではなく、制作側の意図なども踏まえた上で考察してみます。
声優の違いは問題ではない
まず先ほど説明した声優の違いについてですが、これはいくらでも説明、というか言い訳ができます。
魔女因子を取り込んだことによって声が変わったとか、長い年月を経て声質が変わったとか。
実際にペテルギウスとジュースの時も、喋り方や声質などは異なっていましたが、そこは松岡さんが上手に演じ分けていたに過ぎないため、ここであえてジュースに別の声優さんを起用していたとしても何ら問題はなかったと思います。
シリウス=フォルトナである事実に衝撃を与えたい
もし私が制作側であれば、重要な伏線などでは読者や視聴者により驚いてもらえるよう策を練ります。
ペテルギウスとジュースの時は、第2期内で2人が同一人物であることが明かされたため、むしろ同じ声優さんだから2人が同一人物であるというネタばらしを、アニメ勢に味わってもらうことに重点が置かれていたのではないでしょうか。
しかし、未だ原作でもシリウスの素顔や正体は明かされていないため、容姿や特徴が一緒という伏線は散りばめながらも、声優が同じであるという決定的な要素は出したくなかったのだと推察します。
例えエンドロールでシリウスのCVが「???」になっていても同じことで、シリウスの声優を明かしたくない=シリウスとフォルトナが同一人物であるということが容易に想像できるため、違う声優さんを起用したのはむしろ必然であるといえるでしょう。
シリウスが包帯ぐるぐる巻きの理由
シリウスの見た目は非常に特徴であり、全身を包帯で巻いた異様な姿をしています。
これは、物語内の設定としては、自身をも焦がすほどの強力な炎のマナを使えるため、それによって全身を包帯で覆っているのではないかとプリシラが推測しています。
この設定も、シリウス=フォルトナであることを決定づけないためのものであるとも考えられます。
ペテルギウス=ジュースの際は、特徴的な見た目があまりにも一致していたため、2人が同一人物であることは容易に想像できましたが、シリウスの見た目が把握できない以上、フォルトナであると断定することを妨げているのだと思います。
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リゼロのアニメ第3期は恐らく原作小説の第5章の終わりまで描かれるものと思われます。
内容を先取りしたいという方は、原作小説の16巻から21巻までを読めば、アニメの内容を先に把握することできます。
アニメの続きが気になるという方は21巻以降を読むことで、その後の展開を知ることができるでしょう。
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>>リゼロ原作の完結はいつ?最新の巻数と今後の展開を徹底解説
まとめ:シリウス=フォルトナ説は否定できない
今回の記事ではシリウス=フォルトナ説について徹底的に考察しました。
ポイントは以下の通りです。
- 珍しい銀髪と紫紺の瞳
- シリウスもフォルトナもエルフである
- 身長が同じ168cm
- ペテルギウスへの異常な執着心
- フォルトナが死んだのが100年前でシリウスの活動開始も100年前
- エミリアへの憎悪
- エミリアに対する愛情が一切見えない
- 声優が違う
結論として、シリウス=フォルトナ説は完全には否定できず、むしろまだまだその説を裏付ける要素の方が多いです。
原作やアニメの今後の展開でその真相が明らかになることに期待が高まります。
第3期の後編は2025年2月に放送開始予定です。ぜひ今後の展開を見守っていきましょう。